はじめに

皆さんこんにちは、スキンケアカウンセラーの松原好克と申します。


皮膚は、基本的には全ての人が同じ構造を持っていますが、生まれつきの遺伝や生活習慣などにより、肌質(資質)が異なります。
さらに、加齢・環境・ホルモンの働きなどで日々変化を遂げている為、ご自分の肌質をしっかり見極める必要があります。

 

今回は肌質をどう見極め、どのようにスキンケアをしていくか、ご紹介します。

 

 

人間の肌質とは

人の肌質は、4つのタイプに分かれます。

 

 

水分が多いか少ないか、油分(皮脂)が多いか少ないか、この2つの要素で決まるということを覚えておいて下さい。

 

肌質の診断方法

クレンジング&洗顔後に、化粧水など化粧品は一切つけず、素肌のまま30分放置して下さい。

その時の肌状態が、肌質を見極める最適な診断基準になります。

普通肌(ノーマル肌)

普通肌(ノーマル肌)とは、皮脂が少なめで水分が多い理想的な肌です。

角質層が好調な状態で、肌トラブルが起こりにくい肌質だと言えます。

 

イメージ的には、弾力感と透明感がある赤ちゃん肌を思い描いて下さい。

赤ちゃんの肌は、皮脂が少なく水分が豊富な為、健康的なのです。

普通肌(ノーマル肌)のスキンケアポイント

歳を重ねるごとに肌の水分は失われやすくなる為、長く健康的な普通肌(ノーマル肌)を維持するには、保湿美容液を軸に手入れを行いましょう。

 

油分の少ないサラッとした物がお勧めです。
乾燥肌(ドライ肌)

乾燥肌(ドライ肌)は、皮脂が少なく角質層の水分が低下している肌で、皮膚表面の角片がはがれやすくなっており、重度になると粉を拭くような状態になります。

 

また、突っ張り感やカサつき感が現れ、キメ・ハリ・弾力の低下が見られます。
20代半ばを過ぎると、正常な角質層を維持することは困難になり、徐々に乾燥肌へと進んでいきます。なので、正しいスキンケアが重要になるのです。

乾燥肌(ドライ肌)のスキンケアポイント

最高の保湿成分であるセラミドや、保湿力に定評のあるヒアルロン酸などが、たっぷり入った美容液を常用しましょう。

 

美容液の後には、少量の乳液かクリームを重ね付けしても良いでしょう。

 

 

脂性肌(オイリー肌)

脂性肌(オイリー肌)は、皮脂腺の働きが活発で、顔全体の皮脂と水分が共に多い肌です。
皮脂が多いためにテカリが目立ち、ベタつく為にメイクも早く崩れます。また、毛穴の開きや黒ずみ、ニキビを促進しやすいと言えます。

 

男性ホルモンの影響が強い人、生活リズムが悪い人、食事のバランスが摂れていない人などに見受けられます。

脂性肌(オイリー肌)のスキンケアポイント

皮脂は、ホルモンの影響が大きいため、簡単に減らすことはできません。

減らそうとあれこれやりすぎることで、逆に肌を痛め付けてしまうケースもあります。

 

皮脂の酸化は、肌老化を促進する事が分かっている為、朝晩の洗顔で古くなった皮脂をしっかり落とし、昼間はあぶら取り紙でコマメに取り除きましょう。

 

裏技としては、オイルカットの保湿化粧品を使うことで、肌の水分量が増えて皮脂と水分のバランスが整い、脂浮きを軽減できます。

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