イタリアの首都、ローマ。

観光客だけではなくローマっ子達も集まるのが、ナボーナ広場（ナヴォーナ広場）です。

12月にはクリスマスマーケットが立ち並び、カラフルな移動メリーゴーランドが設置され、美しいイルミネーションで飾られます。

この広場は長方形の形をしており、沢山の画家達が自慢の絵を売ったり、自画像を描いたりしてくれます。

時には、パフォーマンスをしている大道芸人もおり、なかなか楽しい時間を過ごせるのではないでしょうか。

今回は、ナボーナ広場をご紹介致します。

広場中央に堂々と建っている噴水は、イタリア建築の巨匠、ベルニーニの最高傑作「四大河の噴水」です。

世界の四大河、ナイル川(アフリカ)、ガンジス川(アジア)、ドナウ川(ヨーロッパ)、ラプラタ川(南米)を擬人化した4体の男性像が置かれている、巨大なバロック彫刻は圧巻です。

広場の周りは有名老舗カフェ(BAR)が立ち並び、優雅な雰囲気を醸し出しています。

この地域は中世の古い建物が多く富裕層が多く住んでいて、あまりアジア系の人を見る事はなく、散策をしている観光客も欧米人が多い様です。

個性的でお洒落なブティックの他、骨董品通りと呼ばれる通りには、骨董品のお店が沢山並んでいます。

骨董品といっても、古くからの高級骨董品ばかりなので、ガラクタはありません。

警察官も多く、治安も良いのでレストランやワインバーなどで夜も安心して楽しめますが、泥棒には常に注意をしましょう。

ナボーナ広場にあるTre Scalini(トレ・スカリーニは)、1946年創業の老舗レストラン・カフェ・ジェラッテリアです。

この店で有名なものは、イル・タルトウッフォというジェラート。

別名「馬糞アイス」とも呼ばれています。

なぜこのような名前で呼ばれるのかというと、ナボーナ広場には市内を回って観光が出来る馬車がおり、それにちなんで馬糞アイスという面白いネーミングにしたそうです。

アイス一つに10ユーロ(約1500円)と、お値段も高級ですが食べてみる価値はあると思います。

しかしこの値段は、テーブル席に座った場合です。

カウンターで食べたり、テイクアウトだと少し安くなります。

味は、濃厚なチョコアイスの中にシロップ漬けのチェリーが入っていて、上には生クリーム(あまり甘くない)がたっぷりかかっています。

とても美味しいので、ぜひ試してみて下さい。

日本人の特徴として、急いで観光をする傾向にありますが、カフェでゆっくりのんびり過ごすローマの休日も、楽しいのではないでしょうか。