はじめに

こんにちは、男性向けスタイリストの大竹光一です。

前回のスーツの選び方の基本、ジャケット編に続き、今回はパンツ編をお送りします。

 

 

パンツの選び方
ウェスト

腰骨のあたりに手の平が差し込めるのが目安です。

両方の手の平が入って動かせたりする場合は大き過ぎます。ベルトを締めたときに、不自然なヨレが出来てしまうので気を付けましょう。


また、股上が長いものは腰パンのように見えるのでNGです。
スーツを着る上で、腰パンほどかっこ悪いものはありません。

渡り(もも周り)

もも裏を指先で1.5cm前後つまめるくらいがちょうどいいサイズです。


 

3~4cmつまめてしまう場合は、もも周りがダボダボに見えるので、お直しするなどしましょう。

ヒップ

お尻周り(ヒップ)もダボダボしている人が多く見受けられますが、ヒップラインが見えるくらいで良いです。


それと、ヒップの下のたるみはだらしなく見えてしまう為、スーツとしてはNGです。

裾幅

体格にはよりますが、裾幅を17.5~18cmを目安にするとシルエットが美しくなります。


 

足首は、どんなに体つきがしっかりしていてもそれなりに細い部分です。
裾幅を狭くすると、腿から足首に向かって自然なラインで細くなり、シルエットが美しくなります。

パンツ選びの注意点
日常的な動きを意識する

パンツ選びの注意点を2つお伝えします。

 

1つ目は選ぶ時が食前なのか、それとも食後かということです。
これによって1~2cmは変わってきます。それを頭に入れてウェストの調整をすると良いでしょう。

2つめは、パンツを試着したら、イスを見つけて腰かけて、日常にある動きを試してみてください。

意外と見逃しがちですが、重要なポイントなのです。

 

シャツや靴も忘れずに

スーツを購入する際は、必ずそれに合わせるシャツや靴などをお召しになった状態で、買い物に行くのがお勧めです。

そうでないと、靴とベルトの色がずれたり、二度手間、三度手間になりかねません。

そうやって丁寧にジャストサイズを選ぶからこそ、シルエットの美しい、他人と差をつけるスーツの着こなしになります。

 

この記事を書いたコラムニスト

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