私が思い浮かべるのはやっぱり、ピーターパンでおなじみのビッグ・ベンや、街を走る赤いバス、シャーロック・ホームズにロンドンブリッジ、パブでエールを飲みながらフィッシュアンドチップスなんてのもいいですね！ 今回は、ロンドンへ初めて行く人におススメする名所を巡る定番モデルコースから、ちょっと‘ツウ’なロンドンの楽しみ方をご紹介します。 

まずはイギリスのシンボルとも言えるビッグ・ベンからスタート。実は、ビッグ・ベンは中に設置されている鐘の名前で時計台自体は「クロックタワー」。エリザベス2世の在位60周年を記念して「エリザベス・タワー」に改称されていますが、改称された今現在も国民は愛着をこめて「ビッグ・ベン」と呼んでいます。

続いて、お隣にあるウェストミンスター大聖堂。ウィリアム王子とキャサリン・ミドルトンの婚礼でも使われた由緒正しき寺院です。外から見るだけでも素敵ですが、中の荘厳な雰囲気、壮大なアーチ天井やステンドグラスは一見の価値アリです。

ビッグ・ベンとウエストミンスター寺院を堪能したら、続いてバッキンガム宮殿へ。 お目当ては、午前11時半からの衛兵交代式。※4月から7月末までは毎日、その他の期間は隔日。雨天中止。

手近なパブやファーストフードで済ませるのもいいですが、せっかくならロンドンの食を代表するマーケット、Borough Market(バラマーケット)を散策しながらお昼を済ませましょう。 パエリヤや、本場ドイツのフランクフルト、ダックコンフィのサンドイッチに色とりどりのスイーツ！ もちろん、パブでフィッシュアンドチップスを食べるもよし、日本食が恋しいあなたは近くにお寿司屋さんまでありますよ。バラマーケットは世界各国の食べ物が集まる美味しいロンドンの台所なのです。

大英博物館に、ナショナルギャラリー、ヴィクトリア&アルバート博物館とロンドンは無料で楽しめる美術館や博物館が沢山！ 自分のテイストに合っているお気に入りを選んで、じっくり楽しみましょう。 ここでちょっと‘ツウ′なポイント！ ミュージアムで歩き疲れたら、ぜひカフェに入ってください。 例えば、ヴィクトリア&アルバート博物館のカフェは世界初の美術館併設のカフェという歴史を誇ります。特に豪華絢爛なGamble Room（ギャンブル・ルーム）は必見！ ナショナルギャラリーのカフェのアフタヌーンティーもコスパが高いと評判なので、観光に疲れた時の一休みにもってこいですね。

空がだんだん暗くなってきたら、最後に目指すは、ロンドンアイ。 美しい夜景を高さ135 mから堪能できる、ロンドン屈指の人気スポットです。午前中に見て回った、ビック・ベンやウエストミンスター寺院、タワーブリッジにセント・ポール大聖堂、テート・モダン等々イギリスの観光名所が一気に見られるのも嬉しいですね。 乗車前にチケット売り場で見られる５分程度の３Ｄ映画もなかなかのクオリティー。人気のアトラクションなため、並びたくない方はインターネットで事前にチケットを購入しておきましょう。

今回ご紹介した以外にも、ロンドンには楽しい施設が沢山あります。 夏ならリージェンツ・パークやハイド・パークでバラを眺めたり、ファッション好きならロンドンのイーストエリアでヴィンテージハントをするもよし。 ウエストエンドに行けば毎日どこかでミュージカルが公演されていて、当日でもチケットが手に入ります。

古き良きヨーロッパの街並みと、様々な人種が交じり合い放つ独特の活気。 チューブやバスに乗れば、世界各国、様々な言葉が聞こえてきます。新しいものと古いものを上手にミックスさせ、進化し続ける街では常に新しい発見があるはず。ガイドブック通りに進むだけではなく、自分のアンテナをフル活用してオリジナルの楽しいロンドンライフを過ごしてみてください！