外見より中身と言いますが、人は見た目が9割とも言います。ダサい服装を治したい男性向けのコーディネートと基本アイテムを、元メンズアパレル店員が指南します。
春から夏本番は露出度も高くなり、ファッションにも一層気を使い始める時期ですよね。
Tシャツにハーフパンツというラフなスタイルも良いですが、せっかくならトレンドのスタイリングを楽しんでみませんか?
今回はメンズファッションに取り入れたいセンスアップトレンドを紹介します。
まずは定番アイテムである「デニム」も、こなれた生地やシルエット、切りっぱなしなどのワンポイントに注目が集まっています。
各メーカー・ブランドは、ボトムはもちろんのこと、デニムシャツやデニムジャケットなど、とにかくデニムというラフな生地を軸にしたアイテムをバリエーション豊富に揃えています。
「デニムなら一昨年買ったやつがある」と考えた方は、ぜひお店を覗いてみてください。
体型や外見の変化に合わせたデニムを買うのはもちろんのこと、毎年シルエットなどが変化しているのです。
特にデニムシャツは、今年のマストアイテム。
カッチリしたデザインよりも、洗いや色落ち、ワイドデニムなど、何らかの加工を施したラフなデザインが多くなっています。
<Steven Alan> BLCH/DNM 1P BAGGY TAPERED/デニムパンツ
テーパードの効いたラインが脚をすっきりと見せてくれます。適度な色落ち加工が施され、こなれ感十分のカジュアルを演出できるのも魅力。
そのまま着ると少々コテコテになりすぎる点が、デニムシャツのネックでしょうか。
足下をモカシンやスリッポンでバランスを整えたり、肩に羽織るなどしてカジュアルダウンしても良いでしょう。
綿デニムにリヨセルを混紡し、サラッとした軽さと柔らかさ、また絶妙な光沢感を感じられるアイテムに仕上げました。
POLO RALPH LAUREN デニム スポーツ シャツ
コットン100% / 洗濯機洗い可。
帽子やグラサンをはじめとして小物を活躍させられる男性は、総じておしゃれです。
今はメンズ・レディースともにサークルタイプのグラサンが人気も高く、フレームの厚みは各メーカーが工夫を凝らしています。
グラサンといえばレイバンと言えるほど、男女共にRAY BANが人気。
RAY BAN (レイバン) CLUB ROUND クラブラウンド サングラス
レトロさやボヘミアンスタイルを見事に融合させ、現代のトレンドにアップデートさせました。
デニムと合わせるとイメージはガラッと変わります。
フレームの厚みによってイメージが異なるため、スタイリング次第では浮きがちに。
細身の方はフレームなしにするなど、顔の輪郭に合わせて選びましょう。
UVカットにもなりますので、暑い夏の日差しを避けたい時にもお勧めです。
ボストンやウェリントンタイプの眼鏡をつける男子も、女性受けがよく大変人気です。
SENSE OF PLACE by URBAN RESEARCH ボストンサングラス
コーディネートのアクセントに。
もう1つの注目アイテムがハット。
ヘアスタイルがいまいちキマらなくても誤魔化せますし、加えるだけでおしゃれに見える楽ちんアイテムです。
今年はデニム素材のハットも多くなっています。
定番のキャップやつば広ハットなら、どんなスタイリングもそつなくこなしてくれそうです。
アメリカのスポーツブランド"Champion"に別注を掛けたローキャップ。
男女問わずユニセックスでお使い頂けます。
カラーは、定番のブラックから、ベージュのように少々明るめのカラーまで色々。
特に、明るめカラーがブームになるとの予想もあります。
ただしデニムシャツと合わせるなら、相性は色次第。
デニムオンデニムのように上級向けなので、同系色にならないようご注意下さい。
人それぞれ個性があるものの、スタイリングの基本は足下から。
コーディネートを考える場合、まずシューズから決める方法もお勧めです。
デニムがトレンドの関係上、アディダスやコンバースなどの定番メーカーや、落ち着いたトーンのスニーカーがスタイリングに合わせやすいでしょう。
ティンバーランドやDC SHOEのように、キレイ目なスニーカーも注目です。
Timberland フライローム レザー&ファブリック オックスフォード
ニット地を採用したアッパーは、ソックスのように足を包み込むようなフィット感が特徴。
色味、柄などさまざま展開されています。
キーワードは「デニム」。
既に各メーカーは、様々なデニムアイテムを投入していますが、まだまだ登場すると考えられるでしょう。
特に、SPAという業態のメーカーは、フレキシブルに、かつシーズン真っ只中に新アイテムを投入してきます。
夏のトレンドが本格化するのは、毎年梅雨を過ぎたあたりからです。
これからに備え、今からショップ巡りをしてみてはいかがでしょうか。
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