元アパレル店員が告白「社員割引」の裏事情!社販の割引率っていくら?強制?転売OK?

アパレル店員の特権、社販の実情とは?社員割引で新作の服を安く買えるものの、毎月の服代が高い!割引率や転売など裏事情に迫る!

執筆者: 大西 紘平 職業:アパレル接客・暮らしガイド
販売員が服を安く買える理由

気になるショップの店員さん、いつ見ても新作アイテムを見つけていると思いませんか?

 

もし同じペースで服を買い続けていたら、私たち一般人はお財布がとても寂しいことになりますよね。

どうしてあんなに服を沢山買えるのか?

 

その理由は「社販を利用できるから」です。

 

 

社販 = 制服購入費用

販売員にとって、店頭で売られている服は全てが"制服"です。

社員販売(社販)で購入できないアイテムもありますが、大半は制度を利用して購入できます。

もちろん制服ですから、身につけることが前提です。

販売員は全てが売り子であり、新作を身につけ、1枚でも多く売ることが求められます。

このような事情がありますから、「社販=制服購入費用」と言い換えてもおかしくはありませんね。

社販の割引率は何%?

ですが、プロパー(定価)で買っていたら、いくら販売員でもお財布が持ちません。

たとえ1枚3,000円のカットソーでも、月10枚買ったら3万円になりますよね。

もちろんメーカーも販売員に負担はかけられませんから、社販制度では一定の割引を設けて買えるようになっています。

 

割引率は、平均50%オフ

割引率はブランドあるいはメーカーにより異なりますが、平均すると50%オフです。

1枚2万円のアウターをプロパーで買わされることはなく、大体1万円前後になる計算ですね。

とある外資系ブランドは、アイテムを問わず一律50%オフの社販制度を導入していました。

一方、某高級ブランドのように、たったの5%と、雀の涙の割引率になっている場合もあります。

 

70%オフのメーカーも!

逆に割引率が大判振る舞いのメーカーもあります。

名前は挙げられませんが、社販で70%オフ(!)という、原価割れを疑ってしまうほどの割引率を設定しているのです。

 

単純計算すると、5,000円のカットソーが1,500円、2万のアウターが6,000円で購入できます。

反則的な割引率だと思いませんか?

 

手当が出ない代わりに、社員への負担をかけまいと、大幅な割引率を設定しているようです。

どんな商品でも安く買えるの?
買えるのは「新作」に限られる

ただし、残念なのは新作に限られる点でしょう。

あくまで制服購入のための補助ですから、セール品や店頭にない商品を更に安く買えるとは限りません。

 

対象ブランドもあるかもしれませんが、通常は店頭にある商品、あるいは入荷して一定期間内の新作商品、在庫のある商品に限られます。

 

福利厚生価格で買える場合も

ですが、福利厚生の一環として、自分あるいは家族が対象ブランドの服を購入する際、一定割引を利用できるケースもあります。

 

筆者が働いていたブランドでは、限度があるとは言え、一定条件を満たせば、勤務店舗外の同ブランド、自社対象ブランドの商品は割引が適用されました。

新作のみですが、意外と割引率が高く重宝しました。

 

 

夢のように思える社販制度の欠点とは?
すぐに増える服の処分に困る

社販を使えば服が安く買い放題、いつでも新作を手に入れ放題と、服が好きな方にとっては夢のような制度が社販です。

月に3万円相当の服を買っても、支払いは1万円台かそれ以下で済みます。

毎日がセールといってもおかしくはないし、素敵な制度に見える方もいると思います。

ですが、販売員の社販にも欠点があります。

常に新作を身につけなければいけない(=制服として買わされる)ため、服の処分に困ってしまうことです。

 

逆に言えば、着るものには困りません。

ただ、毎月購入する枚数が枚数なため、タンスやクローゼットはすぐに溢れます。

 

転売・売却は通常禁止

不要なら売れば良いですよね。

ですが、就業規則で転売・売却については厳しい制約が設けられていることも多く、結局譲るか捨てるしかないのが実状でしょうか。

 

こっそり売っている販売員も意外と多いですが、ばれた際のリスクは"非常に"大きいです。

おわりに

販売員になれば、誰もが社販を利用することになります。

安く服を買えるのは魅力的ですが、処分に困ることも珍しくはないため、服の処分方法を決めておいても良いでしょう。

枚数・金額に上限を設けてあるブランドもありますが、働き始めると服がすぐに100枚・200枚単位で増えるため、定期的な断捨離も考える必要があると思います。

 
 コラムニスト情報
大西 紘平
性別:男性  |   現在地:香川県  |   職業:アパレル接客・暮らしガイド

コラムをご覧いただきありがとうございます。

服飾専門学校を卒業後はアパレル業界へ数年間身を置いていました。
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