元アパレル店員が語る、ありえない不良品のお洋服エピソード集!スタッフは接客だけでなく検品も仕事のうちです。

販売業務の半分(位)は検品です。

 

アパレル店員は接客だけが仕事ではありません。

入荷する商品の検品も業務の一つです。

 

異物の混入(針など)が無いか、商品に不具合がないか確認することが目的ですが、この段階で不良品が見つかるケースも珍しくありません。

単にボタンが1つ無い、ファスナーが上がらないなどの不良品なら時折あります。

しかし、中には思わず「どうしてこうなった」、と言いたくなるような不良品も潜んでいます。

元アパレル店員である筆者の経験からご紹介します。

 

ポケット口が縫われているデニム

デニムのポケット口には2本のステッチがありますよね。

強度を高めるためのものですが、このステッチによって前のポケット口が"縫われていた"不良品もあります。

 

ん?フェイクポケット…じゃない!

縫われているせいで、前ポケットに物を入れられないのです。

もはやポケットの意味が無く、完全な"フェイク"になっていました。

 

しかし、他のデニムを見ると、いずれもポケットがあるのです。

 


他メーカーさんの店長から聞いた話ですが、逆にポケットが縫われていないカーゴパンツもあったようです。

検品で店員さんが見落とす可能性もあるので、念のためチェックしてから買ったほうがいいかもしれませんね。

"裏地がない"総裏仕立てのスーツ

私の働いていたお店ではスーツも展開していました。

 

その日も普段通りスーツの検品をしていたところ、"裏地が全く付いていない"スーツがあったのです。

現在は裏地なしスーツも珍しくありませんが、当時は冬。

入荷商品のほぼ全てが総裏地立て(全体に裏地が付いているもの)でした。

 

 

おかしいな、と思いつつ他のスーツもチェックすると、すべてきちんと総裏仕立てです。

裏地もついています。

型番違いかな?と思いましたが、型番も一緒。

SVに確認したところ、裏地が縫い付けられていない不良品と判明しました。

いったいどの工程で間違えたのか、それとも工程指示書のミスなのか…。

恐らく工程ミスですが、出荷前に誰も気が付かなかったのかなど、本当に謎だらけです。

 

 

ボタンボールの空いてないシャツ

メンズシャツは、着用した際に右側がボタン、左にボタンホールが空いていますよね。

しかし、ボタンホールが空いていない謎シャツが紛れ込んでいたこともあります。

 

カジュアルシャツでしたが、ボタンが完全な飾りとなっていたのです。

ボタンホールのステッチはあるのに、穴だけない。

一瞬そういうデザインかと納得してしまいました。

 

この記事を書いたコラムニスト

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