アルコールは、煙草などと同様に百害あって一利無しと捉えている方が多い傾向があります。
しかし、お酒は百薬の長ということわざがあように、アルコールを適度に飲む事によって、どんな良薬よりも健康に良い影響を与えてくれます。
今回は、お酒を使用した美容メリットについてご紹介します。
体質やお酒の種類などによって多少の個人差はありますが、常習的に飲酒している方の場合には、基本的に1日おける飲酒量を20gまでに留めた方が良いでしょう。
直ぐに顔が赤くなってしまう等のアルコールに弱い方や、加齢現象によって代謝能力も低下していきますので、ご高齢者の場合には基準となる飲酒量よりも、やや少なめかもしくは半分位の量を目安にすると良いでしょう。
甲類焼酎と本格焼酎の2種類がありますが、どちらも血液をサラサラにして、体内から綺麗にするデトックス効果が期待できます。
特に芋焼酎には、アントシアニンというアンチエイジング効果の高いポリフェノールが含まれています。
ビールとは違いプリン体の量が少なく、他のアルコールと比べても糖質が含まれていないため、太りにくいお酒であるというのもポイントです。
焼酎を飲めない女性も多いと思うので、その場合はお料理に使用すると同効果が得られます。
焼酎のアルコール成分が、油っこいお肌をさっぱり整えてくれます。
20度~30度の焼酎と、1/4~1/3量のグリセリンを混ぜるだけで、手作り化粧水が完成。
特にテカりやすい鼻など、部分使用がおすすめです。
作った化粧水は冷蔵庫や暗所で保管の上、1週間ほどで使いきって下さい。
ポリフェノールを多く含む赤ワインが、高い美容効果を発揮するのは周知の事実です。
しかし、白ワインも負けてはいません。
白ワインに含まれるカリウムは利尿作用があるため、体内の余分な老廃物を出やすくしてくれる効果があります。
新陳代謝も活発になるので、白ワインはダイエット向き、赤ワインは老化防止向きと言えるでしょう。
毎日1杯、食後か眠る前に頂くことで効果が得られます。
ワインでひたひたにしたコットンを顔に乗せ、コットンパックをしましょう。
コットンが渇く前に肌から取らないと、逆にコットンが肌の水分を吸収してしまうので、5分以内に外すと良いでしょう。
日本酒に含まれるコウジ酸は、お肌のメラニン要素を抑え、しみが出来るのを防いでくれます。
また、日本酒を飲むと体温が上がり、そのぶん血流がよくなるので、健康効果も得られるのが嬉しいところ。
特に酒粕には、コラーゲンが出来る為に必要なプロリンという成分や、更には美白効果があるとされているリノール酸やアルブチンという成分が豊富に含まれているので、肌を綺麗にしてくれる効果があります。
主に、酒粕を顔や体のスキンケアとして使用するという方法です。
酒粕100gと精製水50ccを混ぜ、顔に塗りましょう。
5~10分したら乾き始めるので、完全に乾く前に洗い流すと、くすみやざらつきが取れ、透明感溢れるお肌に変身します。
また、純米酒をお風呂に入れ、半身欲をすることで保湿効果を高め、また老廃物を流しやすくしてくれます。
アルコールの過剰摂取は確実に健康を害しますが、自分の適量を知り、美容や健康に役立てる事が出来るといいですね。
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清澄白河ボディメイク研究所・水上りえ
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