イタリアのバール(カフェ)を楽しもう!注文の頼み方、メニューの読み方など
イタリア人の生活に欠かせない場所、バール(Bar)。
どんな小さな村にも必ず1軒以上存在し、朝ごはんをする場所であり、カッフェを飲む場所であり、待ち合わせやデートに使う場所であり、ちょっとした手土産を買う場所であり。
イタリア人とは切っては切れない関係にあります。
イタリアに行ったら一度は行ってみたい、経験してみたいバールで朝ご飯・カッフェ・夕方のアペリティーボ(食前酒)。
注文の仕方から楽しみ方まで、おしゃれなバールの楽しみ方をマスターしましょう。
バールに入ると、バンコ(Banco)と呼ばれるカウンターと、その脇のレジが見えます。
バンコの中できびきびカッフェを作っているのがバリスタさんです。
バールは立ち飲みが基本なので、立ち飲みの場合と着席する場合とでは金額が異なります。
稀に、同料金の良心的なバールも存在しますが、着席する場合、立ち飲みの際より2倍~4倍ほどの値段になるのでご注意ください。
カッフェ休憩をしたい時、ちょっと喉が渇いたときなどは立ち飲みがお勧め。
バールに入ったら、まずはお支払いをしましょう。
レジで飲みたいものを注文すると、引き換えにレシートをくれます。
レシートを持ってバンコでバリスタさんに注文をすれば注文終了。
飲み物が出てきたら、イタリア人の様にバンコでぐいっと立ち飲みします。
待ち合わせやゆっくり休憩したい時、さらにアペリティーボ(食前酒)の際は着席がお勧めです。
適当な席に着席していると、バリスタさんが注文を取りに来るので、欲しい飲み物を伝えましょう。
バリスタさんが飲み物とレシートを持ってくるので、退席する際にレジにレシートを持って行きお支払いします。レストランと同じですね。
バールによっては、飲み物を運んできた際にお支払いのところもあります。
また、稀にバンコで注文し、席まで飲み物を自分で運ばなければならないバールも存在します。
着席していても、バリスタさんがやって来る気配がない際は、バンコに一声かけるとよいでしょう。
バールでは基本的にチップは必要ありませんが、着席した際にサービスが良かった、などの場合は小額のチップを支払うこともあります。
バールによってメニューも色々。
写真のように、オリジナルドリンクをたくさん用意しているバールも最近増えてきましたが、基本のメニューは普遍です。
どこのバールでも必ず扱っている、メジャーな飲料を下に一覧にしてみました。
イタリア語はローマ字読みすると大抵理解してもらえるので、恐れずどんどん注文してみましょう。
- カッフェ(Caffè)/エスプレッソと記載されることも。
- カプチーノ(Cappucino)/朝食時に飲まれる、泡立てた牛乳をたっぷり乗せたエスプレッソ。
- カッフェ マッキアート(Caffè macchiato)/カッフェに少量の泡立てた牛乳を入れて苦味を軽くしたもの。
- カッフェ ラッテ(Caffè latte)/カフェラテのこと。
- ラッテ マッキアート(Latte macchiato)/ホットミルクに少量のカッフェ入り。
- テ カルド(Tè caldo)/紅茶。熱湯入りカップにティーバックが付いて出てくることが多いです。
- カッフェ フレッド(Caffè freddo)/砂糖入り、冷たいエスプレッソのこと。
- テ フレッド(Tè freddo)/アイスティー。
- スッコ(Succo)/ジュース。(オレンジ、桃、など味を指定できます)
- チョコラータ カルダ(Cioccolata calda)/チョコレートを溶かした飲料。冬場に多い。
- ビッラ(Birra)/ビール。
- プロセッコ(Prosecco)/イタリアの発泡酒。
- ブリオッシュ(Brioche)/甘い菓子パン。クリーム入り・ジャム入りなど、様々な味から選べます。
- コルネット(Cornetto)/クロワッサンのこと。クリーム入り、チョコ入りなどのバリエーションも豊富。
- パニーノ(Panino)/硬いパンで作られたサンドイッチのこと。複数形はパニーニになります
イタリアといえばカフェが有名ですので、旅行時にはぜひ立ち寄りたいですね。
次回は観光客にもおすすめのカフェや、豆知識などもご紹介します。
|
|
2009年からイタリア在住。
司法事務所勤務の傍ら、カラブリア州大好き集団La Terra del Sole代表として日本-カラブリア州の架け橋となれるよう日々奮闘中。
ブログはこちら→http://vivacalabria.blog.fc2.com/
La Terra del Sole公式HP→http://www.laterradelsole.net/
|
|