ギリシャの伝統的なお菓子は、過去にギリシャを占領していたトルコの影響を受けているので、シロップをたっぷりかける甘いものが多くあります。

日本のお菓子に比べるとかなりギトギトした感じですが、種類も豊富で病みつきになる美味しさです。

ギリシャのケーキ屋さんの中は、普通のケーキコーナー、シロップを使ったお菓子コーナーなどに分かれています。

トルコなど東方の影響なのか、ギリシャでは長い間、食後のデザートという習慣はなく、おやつとして甘いものを食べる習慣がありました。

現在では西ヨーロッパ的食文化の影響もあり、食後のデザートを楽しむ人も多いようです。

そして、食後に食べるのはアイスクリームやフルーツなど、あっさりとしたものが好まれています。

これに生クリームをかけたものもあります。

その他に、「シロップに浸した薄い揚げクッキー」や、「バターや卵を使わないスパイスケーキ」などもあります。

ギリシャの朝食でよく見かける一品です。

卵を使っていないのに、濃厚な味を堪能できる人気のパンです。

そこかしこの路上で売られている、ドーナツ型のパン「クルーリ」にも白ごまがたっぷりとかかっています。

パン屋さんにはスティック状のものも売られていて、ギリシャ語で「クリツィーニ」と言います。

この「タヒーニ」をたくさん使用し、シロップやギリシャ産の美味しい蜂蜜とミックスして固めたお菓子や、これをチョコでコーテイングしたものもあります。

甘いもの好きな方は、ぜひお土産にお買い求めいただきたい一品です。

ギリシャのお菓子は、お菓子自体に重量感があり、かなり甘めです。

しかし、日本では見ることのないギリシャのお菓子を食べながら、かなり濃い目のギリシャコーヒーを飲んで過ごす午後のおやつタイムは格別です。

みなさんも、機会がありましたらぜひご賞味ください。