汗をかくと、肌がかゆい…あせも？夏に起きる「肌のかゆみ」の原因と対処法

最近は大人も汗疹に悩まされることが多く、ただでさえ暑い季節などは非常に厄介ですよね。

しかし、あせもは赤いぷつぷつが出来るのに対し、特に湿疹等は出ていないにもかかわらず、なぜか肌が痒い！

そんな症状に悩んでいる人も多いようです。

この謎の痒み、実は汗をかいてそのままにしておくのが、最大の原因のようなのです。

夏はどうしても汗をかいてしまいますが、それを拭かずに放置していると、アンモニアなどの汗の成分が皮脂と混ざり合い、肌荒れを引き起こし、痒みの原因になります。

細菌が繁殖するので、悪化するとあせもの原因にもなります。

汗をかくとそのぶん下着やアクセサリー、ストッキングなどが擦れやすくなり、接触皮膚炎を招きます。

特に女性では下着のラインやウエスト部分、キャミソールの肩ひも部分などが痒くなりやすいようです。

衣類が密着して蒸れやすくなり、擦れや肌荒れを引き起こしやすい原因に。

このように、汗をかいてそのままにしておくことは、匂いだけでなくお肌に非常に悪影響を及ぼすのですね。

汗をかくこと自体は悪いことではなく、むしろかくことで体内の熱や毒素を放出し、代謝を高めてくれます。

問題は汗をかいた後に放置したり、お洋服をタオル代わりにして汗を染み込ませたままという状態です。

お洋服についた汗がお肌につくだけでなく、汗染みや匂いの原因になります。

会社（学校）、外出先と、いつでも拭けるよう汗ふきシートを常備しておき、汗をかくごとに使用しましょう。

強く擦って拭くのではなく、汗を吸い取るように優しくタッチしましょう。

サイズの合わないもの、締め付ける下着などは痒みの原因に。

ベビーパウダーをはたくと緩和されますが、汗が締め付け部分などに染み込むとやはり痒みに繋がります。

キャミソールにカップがついたデザインのものや、ベルトなしでも可能なデザインの服、またニーソックスタイプのストッキングやお腹周りの汗をカバーしてくれるタイツなど、締め付けを極力少なくしたものを選ぶ必要があります。

夏はふわっと通気性のよいデザインのものを着るようにし、コットン素材など汗を吸収してサラッと乾きやすい素材のお洋服がおすすめです。

もしも痒みが出てしまった場合は、汗を優しく拭いてお肌を綺麗にした後、冷たいタオルや、タオルに包んだ保冷剤

を当てましょう。