この犯罪手口、日本人観光客は狙われやすい!海外旅行の防犯対策術

執筆者: りーな 職業:グアテマラガイド・旅人
日本人は海外で狙われやすい!

日本は落としたお財布も戻ってくる国ですが、海外ではそうではありません。

今回は、海外で起こりうる犯罪の手口とその防犯術についてご紹介します。

ケチャップ強盗とは
ケチャップ、マスタード、アイスクリーム等が、服にべったり…

比較的メジャーなスリの手口で、ケチャップやアイスクリームなど、クリーム状の物を洋服に付けられるというものです。

 

まず「ケチャップが付いていますよ」と親切に話しかけられ、その人が拭いてくれます。

きれいになったら、あっという間に去っていき、気が付くと貴重品が取られています。

 

 

慌てず、無視して立ち去ること!

対策としては、まずケチャップを付ける隙を与えないことです。

写真撮影に夢中になったり、ガイドブックを見るために立ち止まったりしないことです。

 

そして、もし付けられても、話しかけられた瞬間に立ち去りましょう。

 

スマートフォン強盗とは
テーブルの上に置きっ放しにするのはNG!

日本では、食事中にスマートフォンをテーブルの上に置いたままにする人もいると思いますが、海外では本当に一瞬の隙を突いて、そのスマートフォンやカメラが、テーブルから無くなってしまいます。

 

スマートフォンやお財布等の貴重品は、絶対にテーブルの上に置きっぱなしにしてはいけません。

「スマホを出せ!」と言われたら…

中南米では「スマホ強盗」と呼ばれる強盗がおり、彼らは「スマホを出せ」と迫ってきます。

この場合、スマホを出さないと危害を加えられる危険性があるので、おとなしくスマホを差し出した方が身の為です。

 

もし古いスマホがあれば、それを強盗対策用に1台持って行くと良いかもしれません。

 

パスポートも狙われている!
パスポートの原本は、持ち歩かない

海外旅行で「命の次に大切」と言っても過言ではないパスポートは、ホテルの金庫など、安全が確保できる場所があれば、そこに保管しておいた方が良いでしょう。

 

必要なときのために、コピーを持ち歩く

海外でクレジットカードで買い物をすると、同時にパスポートの提出を求められる場合があります。

バッグからの出し入れの瞬間を見られると、それを狙われてしまうので、パスポートはコピーを持ち歩くようにしましょう。

 

日本人のパスポートは高値で取引されると言います。

 

 

おわりに

海外では、日本人というだけで狙われやすくなります。

日本人だとバレないよう地味な恰好をしたり、帽子を被り、顔をあまり見せないようにしましょう。

 
 コラムニスト情報
りーな
性別:女性  |   現在地:グアテマラ  |   職業:グアテマラガイド・旅人

これまでヨーロッパ、中南米、カリブ海を中心に30か国以上を旅行。
留学、バックパッカー、鉄道旅、世界遺産めぐりなどを経験。
旅行の豆知識をお伝えします。