腹筋だけでお腹の脂肪は減らない

こんにちは、パーソナルトレーナーの和泉です。


お腹周りは、男性も女性も特に気になる部位の一つだと思います。
お腹の脂肪を取る為に、腹筋を何十回も頑張る人も多いと思いますが、腹筋だけでお腹の脂肪はなかなか減りません。

部分やせは、基本的にはできない

脂肪は、運動量の少ない所につきやすい傾向にありますが、基本的に部分痩せはできないと思ってください。

気になる部位の運動をすれば、そこが痩せるわけでもありません。


身体に溜まった脂肪は、運動をしている部位のみ使われているわけではなく、全身の脂肪を使っています。
つまり、腹筋運動をしていても、お腹の脂肪だけが使われるわけではありません。

 

 

それに、運動中に脂肪燃焼効果が高いのは「有酸素運動」で、一般的な腹筋運動は「無酸素運動」になるので、運動中の脂肪燃焼効果に関して言えば、効果が高いわけでもないと思います。

 

ですが、筋肉を鍛える事はとても大切なので、やる必要はあります。

大切なのは、脂肪が燃焼しやすい身体を作ること
基礎代謝を高めると、脂肪が燃える

身体に溜まった脂肪を燃焼させるには、基礎代謝を高め、脂肪が燃焼しやすい身体を作るのが効率的です。

 

大きい筋肉(脚や背中、胸)を鍛えるのが効率的!

基礎代謝を高めるには、身体の中で特に大きい筋肉である、脚や背中、胸を鍛えることです。

大きい筋肉を鍛えることで、基礎代謝が効率よく上がり、脂肪が燃焼しやすい身体になります。

よって、脚や背中、胸の筋肉を鍛え、基礎代謝が上がれば、結果的にお腹の脂肪も効率よく減らせます。
腹筋だけでは基礎代謝を効率よく高める事ができません。

 

 

お腹の脂肪を減らす為には、腹筋以外の大きい筋肉を鍛える事が必要なのです。


誰でも部活や体育の時間でやったことのある、スクワットや背筋、腕立て伏せなどで構いません。
時間があれば、その後に有酸素運動も取り入れると、より効率よく脂肪が燃焼します。

体脂肪の種類によって、減らしやすさが違う!

体脂肪には、「内臓脂肪」と「皮下脂肪」の2つのタイプがあるのをご存知ですか?

 

内臓脂肪は、運動で減りやすい

内臓の周りについた脂肪(内臓脂肪)は、運動で燃焼しやすい傾向にあります。

 

皮下脂肪を落とすのは、時間がかかる

お腹の脂肪がほとんど内臓脂肪であれば、比較的早く、運動でお腹が引き締められますが、皮下脂肪が多ければ、時間がかかってしまうかもしれません。


基本的に部分痩せはできませんので、気になる部位が引き締まるまで、根気強くやり続けることです。

おわりに

お腹が気になるからと言って、腹筋を毎日何十回もやっても、実は効率が良いとは言えません。


効率よくお腹の脂肪を減らすには、脚や背中、胸の筋肉を鍛え、脂肪が燃焼しやすい身体を、まず作る事が必要です。
大きい筋肉を動かし鍛えて、効率よく脂肪を燃焼させていきましょう。

このコラムに関するタグ

LATTE BEAUTYに関しての機能要望・ご意見はこちらからどうぞ