ボーイングやエアバスの機体名、つけ方に法則はある?旅客機のネーミングQ&A (2/2)

執筆者: 奥之園 誠 職業:航空アナリスト

 

エアバスの次の機体を予想!

エアバスは、モデルナンバーに「A370」と「A360」が無く、「A340」の次は「A380」となり、「A380」の後に「A350」が出てくるので、不規則な様にも見えますね。

 

「A321、A318、A319」については「A320」の胴体を伸ばすか、縮めるかした機体で、開発ベースは「A320」が基本となっています。

「A310」についても、「A300」の胴体を縮小したモデルとなっています。

 

「A340」の次は「A350」の予定でしたが、先に超大型の「A380」の開発となりました。

その後、ボーイングが「787」を開発したのに対し、対抗する機体が開発されましたが、こちらは、A380に続いて「A390」とはならず、A340の次である「A350」となっています。

 

エアバスで次に開発される機体は「A360」という名前になるかもしれませんね。

 

超大型機は「A340」の次に開発されたのに、なぜ「A380」に?

機体性能が、航続距離8,000マイルと優れたものになった事で、その性能を強調する意味で「A380」に決定したと言われています。

 

提供座席数でもボーイング機を追い越した事もあり、ボーイングのモデルナンバー「7」を越す「8」を、世界最大の旅客機「A380」に名づけたのかもしれません。

 

おわりに

以上、ボーイングとエアバスの機体名の付け方をご紹介しました。

 

これから、飛行機に乗るときに、機体名をチェックしてみてくださいね。

皆さんの空の旅が、少しでもより楽しくなれば、嬉しく思います。

 
 コラムニスト情報
奥之園 誠
性別:男性  |   職業:航空アナリスト

航空ブロガー、航空検定1級。

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