本場イタリアでピザを120%楽しむコツ!ピザ専門店「ピッツェリア」に行こう♪
イタリアのグルメと言えばピザ!せっかくイタリアに旅行に行ったなら、本当に美味しいピザを食べたいですよね。そこで、イタリアでピザを120%楽しめるよう、注文の仕方や食べ方、おすすめメニューを紹介します♪
イタリア旅行中にぜひ味わって頂きたいグルメに、ピッツァ専門のレストラン、「Pizzeria(ピッツェリア)」で食べる本格ピッツァがあります。
※日本語では「ピザ」ですが、イタリアは「ピッツァ」と発音するので、このコラムでは「ピッツァ」と表記します。
最近は日本でも、本場のイタリアで修業した職人さんがオープンしたピッツェリアが昔と比べると随分と増えましたね。
しかし、やはりイタリアに来たならば、イタリアならではの新鮮な材料を使い、何と言ってもお手軽な値段で気軽に楽しめる本場の味を味わって頂きたいものです。
お店やメニューにもよりますが、1枚8ユーロ前後でお腹いっぱいになるので、イタリアで友達と気軽に集まろうとなると、ピッツァ会になることも多いんです♪
まず、ピッツェリアの看板に注目してください。
「Forno a legna(フォールノ・ア・レーニャ)」と書かれていたら、薪を使って焼き上げる本格派。要チェックです!
やはり薪を使って焼かれたピッツァは、焼きあがったときの香ばしさが一味違います。
特に何も書かれていない場合は、ガスや電子オーブンの場合もあるかもしれません!
「D'asporto(ダスポールト)」もしくは「Da Asporto(ダ・アスポールト)」と書かれているお店は、お持ち帰りもOKです。
お持ち帰りで、滞在先のホテルでゆっくり食べる・・・そんな使い方もいいですね。
まずは、ピッツェリアのメニューの読み方を紹介します。
ピッツェリアに入ると、ピッツァの名前とトッピングが並んでいるメニューが渡されます。
しかし、イタリア語が分からないと、適当に注文してしまおうとする方もいるのではないでしょうか?
せっかくなら、自分の好きなトッピングのピッツァを食べたいですよね。
そこで、知ってると便利なトッピングの材料名を、アルファベット順でご紹介します!
Acciughe・・・アンチョビ
Aglio・・・にんにく
Ananas・・・パイナップル
Asparagi・・・アスパラガス
Basilico・・・バジル
Bresaola・・・ブレザオラ(牛肉の生ハム)
Brie・・・ブリーチーズ
Capperi・・・ケイパー
Carciofi・・・アーティチョーク
Cipolle・・・玉ねぎ
Frutti di Mare・・・シーフードミックス
Funghi Champignion・・・マッシュルーム
Funghi Porcini・・・ポルチーニ茸
Gamberetti・・・小エビ
Gorgonzola・・・ゴルゴンゾーラ ※Dolceはマイルド、Piccanteはより強いもの
Lardo・・・豚の背脂の塩漬けの薄いスライス
Mais・・・とうもろこし
Melanzane・・・なす ※Grigliateと続く場合はグリルされたもの
Mozzarella…モッツァレラチーズ ※di Bufalaと続く場合は水牛のモッツァレラ
Origano・・・オレガノ
Pancetta・・・生ベーコン
Panna・・・生クリーム
Patatine・・・ポテトフライ
Peperoncini・・・唐辛子
Peperoni・・・パプリカ(唐辛子と間違えないように!)
Pomodoro・・・トマトソース
Pomodoro Ciliegia・・・プチトマト
Prosciutto Cotto・・・調理ハム ※Cottoとだけ書かれている場合もあります
Prosciutto Crudo・・・生ハム
Rucola・・・ルッコラ
Salame・・・サラミ ※Piccanteと続く場合は唐辛子入り
Salsciccia・・・スパイスで味付けされた生ひき肉のソーセージ
Scaglie di Grana・・・グラナチーズの粗削り
Scamorza・・・スカモルツァチーズ ※Affumicataと続く場合は燻製
Speck・・・燻製生ハム
Stracchino・・・ストラッキーノチーズ(少し酸味のあるトロリとしたフレッシュチーズ)
Tonno・・・シーチキン、ツナ
Uovo・・・卵
Wustel・・・ウステル(生でもそのまま食べれるソーセージ)
Zucchine・・・ズッキーニ ※Grigliateと続く場合はグリルされたもの
メニューに「Stagionale(スタジョナーレ)」と書かれている場合は、具材が季節限定という意味です。
特にアーティチョークやポルチーニ茸などに表記されている場合があり、旬の時期以外はオイル漬けや冷凍が使われている場合もあります。
イタリアのピッツァは、かなり大きいです。テーブルに運ばれたら驚かれるかもしれません。
でも意外と薄く伸ばされているので、日本の宅配ピザよりもあっさりと食べれると思います。
ピッツァの上手な食べ方をご紹介しましょう!
まずは切り方。
テーブルにはフォークとナイフがセットされていますので、それを使って切りながら食べます。
ピッツァは”気軽に食べれるもの”なので、もちろん手で食べてもマナー違反ではありません。
私の食べ方ですが、こうするとキレイに食べられるので参考にしてみてくださいね♪
1. まずはピッツァを十字に4つに切ります。
2. 4分の1を半分に端と端を合わせるように谷折りに折り畳み、そのまま円の中心からかじります。
もし、生地がトッピングの水分で柔らかくなっているようなら、フォークとナイフを使って円の中心から外側に
向けて丸めて、筒状のまま食べます。
この方法だとそこまでトッピングも落ちませんし、周りのイタリア人からも”美しい”と絶賛される食べ方です。
一枚全部食べれるか心配な方への裏ワザをご紹介しましょう。
基本的に、1人1枚をオーダーします。
大きいからといって、2人で入店し1枚を半分ずつシェアするのはスマートではありませんので、やめておきましょう。
そんな時に使える裏ワザがこちら。
1枚全部食べれる自信の無い方は美味しい所だけを先に食べます。
そう、具の乗っている所を先に食べ、ピッツァの周りの耳の部分を残すのです。もし、最後にまだお腹に余裕があり、食べれそうな場合は残した耳を食べる。
イタリアでも特に女性に多いのですが、こうやって食べていますよ!
ピッツァの本場、ナポリや南イタリアではピッツェリアに揚げ物メニューが欠かせないそうですが、北イタリアではあまり見かけたことがありません。
その代りにあるのが「Schiacciata(スキアッチャータ)」と呼ばれる素焼きのピッツァ。
ピッツァの前に前菜?と思われるかもしれませんが、とりあえずこれをオーダーし、メニューを決めながらつまんだり、オーダーを待っている間につまみます。
ピッツァの生地を焼いてオリーブオイルとオレガノをふりかけただけのとってもシンプルな物ですが、生地のモチモチっとした食感と、小麦の香ばしい香りがとても美味しいです。こちらもぜひお試しくださいね!
スキアッチャータ
リグーリア州のピッツェリアでは、ひよこ豆の生地を使った「Farinata(ファリナータ)」もあります。
ゴルゴンゾーラや玉ねぎなど、他の具材と焼き上げられている物もありますよ。
ファリナータ
そして、日本ではまだあまり流通していない酸味の強いフレッシュチーズの「ストラッキーノ・チーズ」を使った「Focaccia di Recco(フォカッチャ・ディ・レッコ)」というものがあります。
こちらはIGP(Indicazione Geografica Protetta=保護指定地域表示)に認定されている為、Recco(レッコ)という町以外では「Focaccia al formaggio(フォカッチャ・アル・フォルマッジョ)」や「Focaccia tipo Recco(フォカッチャ・ティーポ・レッコ)」と表記されています。
向こうが見えるほど薄く伸ばされた生地にストラッキーノ・チーズを挟み、また上に薄い生地を乗せて焼き上げる為、フォカッチャと聞いてイメージするものとは全く異なります。
こちらもぜひ味わってみて頂きたいメニューです。
フォカッチャ・ディ・レッコ
ピッツァの生地半分に具材を乗せて半分に折りたたんで焼き上げる「Calzone(カルツォーネ)」。
ふっくらと膨らんだカルツォーネは、とってもフォトジェニックなメニューです!本場ならではのビックなカルツォーネを味わってみてくださいね。
ナイフを入れると湯気が噴き出しますので、くれぐれもお気を付けください!
カルツォーネ
もしメニューに「Giro di Pizza(ジロ・ディ・ピッツァ)」と書かれていればこちらも要チェックです!
ジロ・ディ・ピッツァとは、いわばピッツァの食べ放題!
ピッツェリアにもよりますが、だいたいはメニューの指定はできず、ピッツァイオーロ(ピッツァ職人)がどんどん焼き上げてくるピッツァを食べるパターンです。
最低2名や4名などと決められている場合がありますが、色んなピッツァをお腹一杯食べてみたい方におすすめです♪
本場イタリアでのピッツァの楽しみ方をご紹介しました。いかがでしたか?
ちなみに、普段の食事にはワインが多いイタリアですが、ピッツァにはビールを合わせる人が多いです。
郷土色の強いイタリアですので、旅先で本場ならではの色んなピッツァをぜひ味わってみて下さいね!
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イタリアより、チャオ~!
英語を学ぶ為、ペンパルで文通を3年ほどしていたイタリア人の彼と、ひょんなことからお付き合いが始まり、大阪・ジェノヴァ間で行き来する国際遠距離恋愛を8年続け、2011年にようやく結婚することとなりました。
イタリア語も話せないまま嫁いできましたが、住めば都!?
ジェノヴァが大好きになりました。
まだまだ日本の皆様にはあんまり知られていないジェノヴァの魅力を色々書き綴っていきたいと思います!
ブログ「そうなの!?イタリア ~イタリア人っぽい日本人×日本人っぽいイタリア人との国際結婚~」も宜しくお願いします♪
http://ameblo.jp/sounano-italia/
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