女性誌「Grazia(グラツィア)」では、子どもを持つ専業主婦とワーキングマザー各300名・計600名を対象に、家庭・子ども・仕事・自分についての"究極の二択"アンケート調査を実地。

 

このアンケートにより、どちらも妻であり母である立場ながら仕事の有無によって生じる意識の差、幸せや不満を感じるポイントの違い、そして一人の女性としての本音と現実を読み解いていく。

 

 

 

 

 



1.(純粋な仮定として)今すぐ死ななければならないとしたら? 

 

A.自分 B.夫



ワーキングマザー・専業主婦の多数派は【A.自分】ながらも、約4割の妻たちが「自分よりも夫」と考えているという結果が明らかに。【A】を選択した人の割合が専業主婦に比べ多いかったが、この傾向の背景として自分で収入を得ていることが、かりに自分が残されても生活していける意識が強いと推測される。


2.これまでに離婚を考えたことは? 

 

A.ある B.ない



離婚が頭によぎった妻は2人の1人という結果に。ともに【A.ある】が過半数を占め、いまや離婚を考えたことがない妻のほうが珍しいといえるのが現状である。【A】を選んだ人の割合の差は、自身の収入の有無が影響か。


3.言われて嬉しいのは? 

 

A.「お子さんがいるように見えませんね」

B「年齢よりお若くみえますね」



実年齢よりも若く見えるかどうかを重要視する傾向は共通であるが、【A】を選んだ人の割合を比べると、ワーキングマザーは専業主婦を上回る結果となっている。この背景にあるワーキングマザーの心理として、「子どもがいることを決して仕事上でも言い訳にしたくないプライドがある」と読み解きたいところ。


4.綺麗と言われたいのは? 

 

A.夫から B.夫以外の男性から



僅差ながらもそれぞれの多数派が逆となり、ワーキングマザーは【A】、専業主婦では【B】が半数以上を占める結果となった。この差を生んだ要因は、専業主婦と比べワーキングマザーにとっては職場など家庭以外で男性に容姿を価される機会が珍しくないことが予想できる。


5.生まれ変わるとしたら? 

 

A.専業主婦 B.ワーキングマザー

専業主婦にもワーキングマザー願望を持つ人も多く、機会に恵まれることがあればワーキングマザーに転じる可能性もあることが考えられる。一方ワーキングマザーは仕事が自己解放の場にもなっているという本音ものぞき、ワーキングマザーをまたやりたいと望む声が多いと考えられる。


6.素敵だと思うのは? 

 

A.20代の自分 B.最新の自分



ワーキングマザーの自己充実感は「あの頃」でなく「今」にあることが具体的な数字としてあらわれた結果となった。様々な経験を積んだ今だからこそ「私」の価値に自信が持てるといった、ワーキングマザーの実像がみえる結果となった。

 


女性の生き方が多様化する現代社会において、家庭・子ども・仕事は全ての女性達にとって重大な選択となり、人生を大きく左右するものである。今回は専業主婦とワーキングマザーを比較したが、アンケートを通し分かるようにそれぞれの価値観や意識にも違いがあることが分かり、究極の質問だからこその本音も垣間見える結果となっている。


人生の過程において異なる選択をしてきた専業主婦とワーキングマザーだが、置かれている状況に関係なく自分らしく生きることが今の自分に自信を持つことにつながるのではないだろうか。
Grazia公式サイト

全てのアンケートの結果はこちらから。

 

 

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