日頃の買い物をクレジットカードで済ませている人は多いのではないでしょうか。 ポイントサービスや支払いのスムーズさなど、とても便利なクレジットカードですが、使い方を間違えると知らないうちに赤字になってしまうことも。 カードは賢く付き合えば、貯蓄や節約にも役立ちます。上手にカードを利用して、自分のお金をしっかり管理しましょう。

■自分のクレジットカードを把握しよう
手軽だからとカード払いをして、忘れたころに届く明細書を見て慌てた経験のある人も多いのでは?

まずは自分が普段どこでどのくらいカードを利用しているのかを把握することが大切です。現在保有しているクレジットカードの締め日と支払日は、忘れずに確認しておきましょう。

また、それ以外にも、

<持っているクレジットカードの枚数>
普段使っていないカードがお財布の中に眠っていませんか?


<年会費>
初年度年会費無料であっても、2年目以降の会費が高いものもあるので要チェックです。

<ポイント還元率と交換方法>
たまったポイントは、商品やマイルとの交換や、割引サービス、キャッシュバックなど、さまざまな交換方法があります。

などは、しっかりと確認しておくことが必要です。

■カードの使い過ぎを防ぐ方法とは
持っているカードの内容を把握したら、次に、月々どれくらいの額を使っているかをまとめてみましょう。

ポイントは、カード払いの分も現金と同じように月の支出として扱うこと。 たとえ引き落とし日が先であっても、カード払い分と現金の支出が、1ヵ月の収入範囲内におさまるようにしましょう。

カードを使った日に金額を記録して、家計簿のように現金支出とあわせて管理するのが理想ですが、それが難しい場合でも、毎月の利用明細表は必ずチェックするようにしてください。

使い過ぎを防ぐには、カードについてのマイルールを決めておくのもおすすめです。 例えば「カードは月2万円まで」「固定費のみカード払い」などとあらかじめ決めておくことで、ついうっかり使い過ぎる、という事態を避けることができます。

■クレジットカードは、メインとサブの2枚に絞る
たくさんのカードを持っていても、実は使っていないものがあったり、年会費だけを無駄に払っていたり、ということになりがちです。

普段使うカードは2枚までが理想。明細チェックの煩わしさもなくなり、カード払いを集約することで効率よくポイントをためることができます。

自分のライフスタイルに合わせて、よく行くお店や交通機関などのカードをメインにするとよいでしょう。タイプの違う2枚のカードを持っていれば、普段の支払いの中でさらにポイントがたまりやすくなります。

また、ポイント還元率でカードを選ぶのも一つの方法です。ポイントは有効期限があるものもあるので、確認してみてくださいね。
(加藤朋実)

この記事を書いたコラムニスト

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