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  • ターゲットはシングル・アラフォー!米倉涼子が表紙モデルの「DRESS」創刊、その狙いを編集長に聞く

4月1日に創刊された雑誌「DRESS」は、シングル・アラフォーをターゲットにした女性誌。「LOVE40 30代までは練習です。40歳からが女の本番」というコンセプトのもと「ストーリィ」「美ST」の元編集長・山本由樹氏が仕掛けた新たなプロジェクトだ。3月31日には、表紙モデルを務める女優の米倉涼子を招いた創刊記念発表会が行われた。


胸元を強調したショッキングピンクのワンピースと、1億円超えのきらびやかなジュエリーを身にまとった米倉は「雑誌を読んでくれる方が、『美って大切』と思ってくれたり、『エネルギッシュにやりたい、幸せにやっていきたい』と思ってもらえれば大成功ですね」と表紙モデルとしての意気込みを語る。

「表紙コンセプトは、素顔のマリリン・モンロー」と明かす山本編集長は「セックスシンボルのモンローではなく、恋や仕事、人生に悩む素顔のモンローになってほしいとお願いしました。

周囲からのイメージと自分自身のギャップに苦しみながらも、モンローはそれを乗り越えようとして頑張っていた人。素顔はとても人間的であり、そんな姿に読者も共感してくれるはず」とそのイメージを説明。


米倉については「可愛いし、品があるし、チャーミング。ひとつひとつの表情からドラマを感じる。米倉さんが撮影に入り込む瞬間があって、その時にはモデルや女優を超えた表情がバンバン出てくる。色々な表紙が作れる」とその豹変ぶりに期待していた。

雑誌不況と言われる昨今だが「魅力的なものを作れば、読者はついてくるし、雑誌を中心にしたメディア展開やサービスの提供も考えています。webサイトも立ち上げ、雑誌とは別の次元でユーザーが幸せになってくれるようなサイトを目指したい」とweb展開も同時進行中。

「DRESS」創刊については「日本の女性の3人に1人が30代後半で結婚していないにもかかわらず、ほとんどの女性誌は結婚という幸せの物語の延長線上にある。結婚という道を歩まなかった人に対するメディアが、これまでにまったくなかったから」とその狙いを明かす。

「DRESS」という雑誌名は「デニムをドレスのように着こなし、ドレスをデニムのように着こなす」というスタイルの提案からきたもの。


山本編集長は「女性に生まれたからには、女性にしかできないファッションもあるし、女らしさをきちんと捉えるのも必要。女を生きよう、というメッセージがあります」とタイトルに込めた思いを明かしていた。

現在37歳の米倉は「目上の方々は皆声を揃えて、40代はメチャクチャ楽しいとおっしゃる。仕事をしていても、40代になると集大成のようなものを感じるのかも。私自身も楽しみです」と3年後の姿を前向きに想像。

40代になったら「社交ダンスを踊れるようになりたい」そうで「ウィーンに行ったときに社交ダンスを踊ることになったけれど、自分はワルツさえもできず、教えてもらっても難しかった。恋だけではなく、色々な出会いがあるだろうし、色々な世界に飛び立てるきっかけが生まれそう」と新たなチャレンジに意欲を見せいていた。

この記事を書いたコラムニスト

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