睡眠と肥満には深い関係があるってご存知でしたか? それは、ただ単に寝ればいいというわけではなくて、正しい睡眠をとると痩せやすくなるということ。私たちのカラダは正しい睡眠をとることができていれば、それだけで約300キロカロリー消費すると言われています。


正しい睡眠を取れているかどうかの目安は、起きたときにスッキリ目覚めることができ、疲れが残っていないこと。浅い眠りではなくしっかり熟睡できるかどうかがポイントです。

この300キロカロリーの消費に深く関係しているのは、寝ている間に分泌される成長ホルモン。成長ホルモンの脂肪分解力は約300キロカロリーで、良く眠れない状態だと成長ホルモンの分泌がガクッと減り、痩せにくい体質になってしまうんです。

良質な睡眠をとると共に気を付けたいのが眠る時間帯。成長ホルモンは夜の10時から夜中の3時くらいまでが一番分泌されやすいので、このゴールデンタイムにしっかり眠ることが大切です。

7時間以上寝る人に比べると、4時間以下の睡眠の人では肥満率が73%も高くなるという研究結果もあり、睡眠時間も重要なポイントと言えます。

正しい睡眠とは、このゴールデンタイムを含めた時間帯に7時間以上の良質な睡眠をとること。そうすれば成長ホルモンがしっかり分泌されて、自然と痩せやすい体質になるというわけですね。

徹夜状態のときって妙にお腹が空いて、無意識におやつをつまんだりしてしまいませんか? それは睡眠時間が少ないと空腹を感じる体内物質が増加し、食欲を抑えてくれる体内物質が減少してしまうから。

十分な睡眠がとれないだけで、消費カロリーは減るし食欲が増加してしまうので、睡眠不足が続いている人は注意が必要です。良質な睡眠を取るためには、寝る前に湯船につかってカラダを温めてリラックスしたり、ヨガやストレッチ等で軽くカラダを動かすのがオススメ。

そんな時間が取れないという場合は、ラベンダーなどの眠りをサポートしてくれるアロマオイルの香りを嗅いだり、腹式呼吸をしたりするのも効果的。鼻から大きく息を吸って、口からゆっくり吐き出す腹式呼吸を数回くりかえすと、リラックスできて眠りも深くなりますよ。

厳しい食事制限や激しい運動をしなくても、正しい睡眠をとっていれば自然と痩せサイクルに入ることができます。寝るだけダイエットで、太りやすい体質を改善しちゃいましょう!


(YUKICO)

この記事を書いたコラムニスト

関連コラム