洗い流さないトリートメントなど、オイル系トリートメントでヘアケアをする場合の注意点。正しい使い方をしないと、逆に髪を痛め、パサパサになるかも!?
洗い流さないトリートメントといえば、オイル系のトリートメントを使用している方が多いかと思います。
オイルの効果で髪にツヤも出ますし、成分によっては髪に落ち着きが出たり、サラっとしたり。
少量でも効果が期待されますし、美容室でもオイル系はよく使われていますので、勧められたり、使ったりしたことのある方もいるかもしれません。
ですが、この「オイル」というものを間違った認識で使用されている方が多いのが現状です。
オイルを間違った認識で使用すると、逆に髪を痛めることになりますし、肌や頭皮につけるものも、肌質によっては状況を悪化させることにもなります。
まず間違った認識として挙げられるのが、「オイルは”保湿”ができる」と思っている方が多いことです。
オイル系の洗い流さないトリートメントで得られる効果は、保湿ではなく、正確には「油で蓋をする」という感じです。
ダメージで髪にパサつきがある場合、必ず保湿効果の高いトリートメントを使用し、その上からオイル系のトリートメントを使うことで、さらに髪の水分の蒸発を少なくし、潤いとツヤのある仕上がりになります。
- まず、髪が濡れているうちに保湿効果のあるトリートメントをつけます。
- そして、その上からオイル系のトリートメントをつけ、ドライヤーで乾かします。
- もう少しツヤ感が欲しい時は、フィニッシュで軽くつけます。
オイル系のトリートメントを使用する際に絶対にやってはいけないことは、「乾燥した髪につけた後、ドライヤーやアイロンなどで、もう一度熱を髪に加えること」です。
これをやってしまうと、髪はさらに乾燥して余計にパサパサになり、ダメージの原因になります。
乾燥した髪につけた時は、絶対に熱を加えない。
これは守りましょう。
他にも、最近では、シャンプー前にオイルを頭皮につけて、それからシャンプーをするというような商品も出てきていますし、ヘッドスパなどでも、オイルを使用しているところも多いのではないでしょうか。
ここでも気をつけなければいけないのが、「肌質に合わせてオイルを使用する」ということです。
特に、乾燥肌の方にオイルをつけてシャンプーをしたら、余計に頭皮は乾燥します。
油は、油同士くっつくという性質があります。
乾燥肌の方は、肌の水分と脂質が少ないために起こります。
脂質が少ないのに、そこにオイルをつけてしまうと、脂と脂がくっ付き合い、それをシャンプーで落としてしまいます。
それでなくても少ない脂質量の肌が、さらに少なくなってしまい、より乾燥を招きます。
脂性の人は、オイルをつけてからシャンプーするのが◎
ただし、脂性の方には、オイルをつけてからのシャンプーはとても効果的です。
乾燥肌だから乳液やオイル系のものを肌につけている方も多いと思いますが、つけすぎたり、つける頻度が高すぎたりすると、逆に肌のバランスが崩れ、バリア機能などが正常に保てなくなります。
ですから、使うタイミングや、使用する際の塗布量などに気を使う必要があります。
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