血液型によって、向き不向きの食べ物があるのをご存知でしたか? これは各血液型が誕生した歴史的背景と、レクチンというタンパク質の凝固作用が関係しているようです。
食物を摂取すると体内では血液と食物の間で化学反応が起こります。特にレクチンというタンパク質が、血液を固める作用に大きく影響するのですが、血液型によって反応物質が違うため、特定の食品に反応するレクチンを避けることが大切です。
健康維持のため、美肌作りの中心となるのが食生活。せっかく良質な食事を心がけるのであれば、自分の体質に合ったものを摂りたいですよね。そこで今回は「血液型別! 会う食品・合わない食品」についてご紹介したいと思います。
人類はもともとO型のみでしたが、ライフスタイルの変化とともに食習慣も変化し、その食物に順応していく過程でその他の血液型が誕生したと言われています。
■O型 (狩猟採取して生活していた民族)
狩猟民族の血を引くO型は、胃酸の量が多く肉類を消化する酵素が多いのが特徴です。タンパク質は肉類や魚類などの動物性のものを摂り、野菜や果物をバランスよく摂取しましょう。小麦や乳製品はうまく消化できないので、沢山摂るのは避けた方が良いでしょう。
合う食品:魚類、肉類、野菜、果物
合わない食品:小麦粉、乳製品
■A型(食物を安定して得るため農耕を始めた民族)
農耕民族の血を引くA型は、肉類を消化するのが得意ではありません。穀物と野菜中心の食生活=和食が最適です。タンパク質は魚類や大豆類から摂取しましょう。鳥肉以外の肉は避けたほうが無難です。また乳製品も得意でないので極力避けるようにしましょう。
合う食品:野菜、果物、大豆製品、魚類、豆乳、そば
合わない食品:肉類、乳製品、精白小麦粉
■B型(集団が大きくなり新天地を求めて遊牧した民族)
遊牧民族の血を引くB型は、消化器系と免疫系が強く、魚類や肉類・野菜・穀物・乳製品と色々なものを楽しめるのが特徴です。しかし、もともと日本人は牛乳の乳糖を分解する酵素を持っていない人が多いので、乳製品ならヨーグルトが良いでしょう。
合う食品:魚類、肉類(鳥肉や豚肉以外)、穀物、野菜、果物、ヨーグルト
合わない食品:鳥肉、とうもろこし、ごま、そば
■AB型(文明が進み分散した人同士が混合した民族)
A型とB型がミックスしたAB型は、両方の良いところと悪いところの両方を併せ持っているのが特徴です。A型に適しない肉類もAB型は大丈夫ですが、B型で適さない鳥肉は避けたほうが良いでしょう。タンパク質は魚類・豆類・発酵乳製品などから摂取しましょう。
合う食品:魚類、野菜、果物、大豆製品、穀物(そば、とうもろこし以外)
合わない食品:鳥肉、とうもろこし、小豆、ごま、そば
以上、血液型別にご紹介してきましたが、決して「合わない食品を食べてはいけない」というコトではありません。もし、何か肌トラブルで悩んでいる場合は、上記を参考に取り入れてみてください。
(服部恵)