寒い季節になりました。運動をしても手足だけはなかなか暖まらない、お布団の中に入っていても手足が冷たくてなかなか眠れないなど、この時期“冷え性”に苦しむ女性は多いのではないでしょうか?



“冷え”は体液循環を悪くして、肩凝り、腰痛を引き起こす原因となったり、免疫力の低下を引き起こし、病気がちになったりなど、日常生活にも影響を及ぼして来ます。

また、今回は、そんな“冷え性体質”となってしまっている方に、ぜひお試ししてほしいご自宅でも簡単にできる解消法をご紹介します!

■ご自宅で簡単にできる手浴・足浴
1. バケツまたは洗面器にお湯をはります。(血圧が高めの人はぬるめの38度くらいで、血圧の低めの方は暖かめの42度くらいの温度が良いでしょう)

2. 身体を暖める精油(ブラックペッパー、カルダモン、ローズマリー)を2~3滴お湯にたらします。

3. お湯をかき混ぜながら、ゆったりとした気持ちで、手は肘まで、足はふくらはぎ位までをつけます。(5分以上)

この手浴、足浴、手や足だけを暖めるのではなく、実は身体全体を暖めているのです。お湯につかっている手や足のお湯で暖まった血液が心臓に戻って行って、更にまた体全体を巡ってまた心臓に戻るのに(これを血液の大循環と呼びます)、約1分ほどです。

5分手浴、足浴をする事に寄って、暖まった血液は体全体を5回巡っていると言う事になり、体全体がぽかぽかしてきます。また、手浴をする事に寄って暖まった血液が腕を通って肩、そして心臓に入って行くので、肩こり解消にも効果がありますよ。

手や足には東洋医学でいう“ツボ”がたくさんあります。そのツボを刺激する事で、身体に対応するゾーンに良い影響を与えます。ですので、手浴をしながら手のツボを押したり、足浴をするバケツに石などを入れ、石を足裏で踏み、刺激しながら行うと更に効果が高まります。

後編では、慢性化すると、婦人科系の病気も引き起こしかねない“下腹部”の冷えの解消法と、冷え予防の為に見直すべき生活習慣をご紹介します。


(Haruko Wu)

この記事を書いたコラムニスト

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