ストリートファッションプロジェクト in パリ・ミラノ
메리 크리스마스!(メリークリスマス)
最初のポスト【プロローグ】では、デザインについて語った。
今回は、パリ、ミラノでのストーリーと、デザインプロセス、写真プロジェクトのお話を紹介したい。
パリ、ミラノ
もう1年が経とうとしているが、2013年1月17日の展示と旅行を目的に、パリとミラノに行ってきた。
2週間の日程で二つの都市を旅し、最も印象深かったのは、過去と現在が共存する姿。
単に二つの都市だけの魅力ではないはずだが、初めてヨーロッパへ行った私は、
まるでMAKOTOのタイムリーフを使ったかのように彼らの建築に魅了され、
旅行中ずっと私の関心を引きつけた。
人は誰しも自分が好きなもの、興味のあるものを中心に世界を見る。
それが意識的な行為にしろ、無意識の行為にしろ、そうである。
私の興味を引いたのは彼らの建築物で、どこにいっても、自然と観察している自分がいた。
その中でも建築物の一部分であるドアに興味を持つようになったが、
その理由はドアが持っている様々な意味とデザインの精巧さ、そして魅力的な色からであった。
*MBJの2013春夏コレクションは、このような日常生活の中にある単なる好奇心から始まり、
よく見逃しがちな事物に対する関心から発展した結果なのである。
さて、我々がよく建築物と呼ぶものは、停止されたものがほとんどである。
その停止された建築物で唯一に動くものがある。
ドアである。
一般的にドアは出入りの意味があり、内部と外部の境界、空間と空間の分離、連結する機能がある。
すなわち、建築的な要素を最も効果的に結合すると同時に、逆説的で二重的な意味を内包しているのである。
そして、ドアは建築構造物の一部に属するが、その形態と色、デザインを通じて、
美的価値を持った独立の造形物とも考えられるほど精巧で美しいものなのである。
2013春夏コレクションを進めていく中で、最も核となったのは、ドアの機能的な特徴を通じた接近であった。
我々が集中した代表的な機能的特徴は、空間を連結、分離(断絶)するなど、逆説的で二重的なことであった。
このような特徴を基にしてコレクションを進めたが、技術的に選んだ方法がジッパーを通じた表現であった。
ジッパーを媒介に閉めた時と開けた時、2つのスタイルで着用できるように作っていたが、
いろんな種類の服で試したあげく、多様な方法で演出できる面白いアイテムを作ることができた。
技術的な方法で選んた最初の方法がジッパーを通じた表現だったら、
二番目の方法は空間感を通じてイメージを表現する方法であった。
収集した様々なドアの造形的要素を線で単純化し、
生地と生地の間を繋ぐ継ぎ目(ミックス・マッチ)で使用し、ドアの特徴が反映できるようにした。
その結果、線と面の対比効果で、緊張感と集中力のある構成を再現することができた。
デザインプロセス
生地を選択する時、考慮するべきいくつかの要素がある。
シルエット表現の範囲、加工方法の適合性、そして素材の弾力性など基本的な要素を除いて、
我々が大切に思う要素はシーズン・コンセプトとの関係である。
シーズン・テーマは視覚的な部分だけではなく、触る時にも感じられなければならない。
目で見て手で触って感じた時、初めてコレクションが完成すると考えられる。
しかし、現実的に生地を受給するのに困難が多いので、
コレクション全般にかけてすべてを使用するのは、現実的に不可能である。
だから我々 は、毎回コレクションを進行する時、生地を探す過程を何度も繰り返す。
左のドアの写真を見ると、木を固定する丸い固定釘が、一定間隔のグリッド(grid)を持っているのがわかる。
この点に着眼して、右にあるステッチのある生地を選択した。
ストリート・ファッション・プロジェクト in パリ・ミラノ
これは、「MBJ」にとって特別な人々の瞬間を捕らえた写真プロジェクト。
ヨーロッパ の友人たちと一緒にした今回のストリート・ファッション・プロジェクトは、
各自の個性を生かして自由に撮影を進めていったもの。
どのようにして美しく作ろうか?どうすれば人々の目を引き、よく売れる服を作られるのか?
我々もこの問題で悩みを重ねているが、いつも結論は最初に戻る。
美しく、商業的に成功する結果物を作る前に、なぜ作るのか?何のために作るのか?..
これがあるから"デザインすること"は楽しいのである。
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