日本人観光客の被害続出!タイバンコク旅行で気をつけたい窃盗手口とは (1/2)
タイ、バンコクでは窃盗事件が多いもの。ひったくりやスリ・置き引きなど、防犯慣れをしていない日本人観光客が被害になりやすい犯罪の手口とは。
先月は、少なくとも知り合い2人がひったくりの被害にあったようです。
2015年12月に外務省が発表した「2014年(平成26年)海外邦人援護統計*1」によると、在タイ日本国大使館(前年1位)が全在外公館の中で最も多くなっています。
*1 海外で、事故・災害、犯罪加害及び犯罪被害等で何らかのトラブルに遭遇した邦人に対して行った援護の件数及び人数をまとめたもの。
中でも、犯罪被害は5,040件(5,383人)で全体の約3割を占め、そのうち最も多いのは「窃盗被害」(4,140件/4,417人)、次いで「詐欺被害」(429件/ 453人)、「強盗被害」(227件/248人)となっています。
タイ旅行、タイ生活において、窃盗被害が多いことを念頭において生活したほうがいいのだろうと感じます。
今回は、実際、タイ・バンコクで、私自身が見聞きすることの多い窃盗被害を中心に書きたいと思います。
日本では、バイク等で後ろから近づき、手に持っている、あるいは自転車のカゴに入れているカバンを奪って逃走する行為が報道され、注意喚起がなされることがあります。
タイ・バンコクも同様で、人通りの少ない所や、夕方から深夜にかけて、女性や高齢者の方が狙われやすく、バイクでカバンをひったくられる事例を何度も見聞きしてきました。
気づいた時にはほぼ手遅れなので、まずは、狙われないよう、荷物の持ち方に気をつける等、事前防御が最大の術になると思っておいたほうが良いでしょう。
タイ・バンコには、周辺諸国からプロのスリ集団が入国しており、ひったくりも巧妙になっていると言われています。
高級百貨店が多く集まる駅周辺の階段や道路で歩いている時、観光地(寺院等)の混雑している所で待っている時等
は、特に気をつけましょう。
このような場所では、振動や衝撃が普通に感じられるので、カバンのチャックなどが開けられたり、貴重品が抜き取られたりする事があっても気が付きにくく、狙われるケースが多いように感じられます。
被害にあわなくても、「開いていないはずのカバンのチャックが開いていた」という話はよく聞きます。
また、一人ではなく、複数人のグループで行われていることがあります。
夫婦や親子を装っていたり、他人を装い、両サイドから狙われたりする等、手口は様々です。
先月被害にあった知人は、2人共、歩いている時、片側から高齢の女性に何度もぶつかられ、そのことに気を取られている間に、反対側にぶら下げていたカバンから財布が盗まれたようです。
また、家族やグループで歩いていると、英語や日本語で「日本人ですか?」「ドバイから来ました」「今度日本へ行くんです」と話しかけられることが何度かありました。
それが事実かどうか不明ですが、彼(女)達の話の行き着く先は、「日本円見せて」につながります。
気が付いた時には日本円が減ってしまっていた、というようなことがないよう、気を付けたいところです。
タイ・バンコクで暮らしていると、タクシーに乗る頻度が高くなるでしょう。
その際、ポケットに入れていた携帯電話がスルッと座席に落ちる等して、置き忘れてしまうことがあります。
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2011年10月~、夫の転勤で、タイのバンコクで暮らしています。
「taecoのバンコク日記」http://ameblo.jp/ta-eco/や「Food Decoration/フード・デコレーション/แกะสลัก」http://fooddecoration.blog.fc2.com/ を執筆。
学生時代&社会人時代は、国際的な開発・環境問題について学び、フィールドワークを通した調査研究等していました。主に、自然環境の再生や創造、環境教育についてが専門です。美しい自然や限りある大切な資源を未来の世代にも継承していくため、今後も、何らかの形で、情報発信や活動に関わることが出来ればと思っています。
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