栄養効能が1番高い「旬の野菜」の中でも、夏のダイエット期間におすすめしたい夏野菜たちをご紹介します。
夏バテで食欲がなくなる時期。
食べないことで一時的に体重は減るかもしれませんが、栄養素もどんどん不足し、代謝全体も落ちてしまっています。
涼しくなる頃、食欲が戻り普通に食べただけで、去年より太りやすい体に…。
そうならないためにも、食欲が減る夏の間は、せめて栄養満点の夏野菜を積極的に摂取するようにしましょう。
夏野菜といえば、代表的なのが以下の食材。
- きゅうり
- ナス
- トマト
- ゴーヤ
- オクラ
- ピーマン
- ズッキーニ
- かぼちゃ
- みょうが
- モロヘイヤ
- ししとう
- とうもろこし
- スイカ
- 枝豆
かぼちゃなんかは冬の食材のイメージが高いようですが、実は夏野菜です。
旬の食材は旬の時期が最も美味しく、また栄養価が高いため、積極的に摂っていきたいですね。
夏野菜には、体の中に籠った熱を発散させる火照り取りの効果があります。
体温調整を狂わせ、身体を冷やし過ぎてしまう冷房をなるべく避けている人も多いことでしょう。
代わりに身体の熱を外に逃がすため、体を内側から冷やしてくれる夏野菜を頂くようにしましょう。
冷やした飲み物やアイスより、健康的に火照りを沈めてくれます。
夏は汗をかきますね。
冷房をガンガンつけるより、どんどん汗をかいてそのぶん水分補給をした方が良いのですが、その際に役立つのが夏野菜が持つ豊富な水分とカリウムたち。
特に、きゅうり、トマト、なすはカリウムと水分がバランスよく含まれています。
さて、たくさんある夏野菜の中でも特におすすめの食材はこちら。
沖縄の食材というイメージが強いゴーヤは、栄養の宝庫。
ビタミンミネラルがキュウリやトマトの5倍以上という豊富さに加え、ゴーヤに含まれるビタミンCは、加熱しても壊れにくいため、効率良く摂取することが出来ます。
水溶性と不溶性食物繊維がバランスよく含まれているため、便秘解消にもバツグンの効果を発揮します。
また、実はゴーヤの種には「共益リノール酸」が含まれており、脂肪燃焼作用が高く、ダイエット中にぜひ摂りたい栄養素でもあります。
ダイエット中は種ごと調理するのも手ですね。
トマトの最も特徴的な成分、リコピン。
ビタミンEの約100倍にもなる高い抗酸化力を持ち、アンチエイジングにもってこいの野菜として知られています。
リコピンには血液をサラサラにしてくれる作用があるため、栄養をスムーズに体内へ運び、代謝をアップさせる効果が期待できます。
代謝がアップすれば、糖や脂肪が効率よくエネルギー消費できるため、痩せやすく太りにくい体づくりには欠かせません。
なお、リコピンは熱を加えたり、ジュースにするなど加工をした方が効果がアップします。
こちらも、ビタミンA(β-カロテン)、ビタミンC、ビタミンEなどアンチエイジングに必要不可欠なビタミンが豊富。
ビタミンCに関していえば、トマトの約5倍。
1個あたり約6kcalと物凄く低カロリーなのに、栄養素は豊富。
唐辛子の仲間でもあるため、カプサイシン作用による代謝促進効果も期待できます。
また、ピーマンの青々しさのもとであるピラジンにより、血液をサラサラにし、代謝アップにつなげてくれる作用も。
ビタミンA(β-カロテン)やビタミンEは油で炒めると効果がアップしますので、油揚げや良質なオリーブオイルなどでさっと炒めるとよいでしょう。
なお、ピーマンのビタミンCも熱に強いため、さっと炒めたくらいではそれほど壊れはしません。
不足しがちな栄養素を補い、夏バテから体を守る夏野菜。
しかし夏野菜だけを大量に食べるのではなく、不足する栄養素がないよう、バランスよく食事を摂ることが最も大切です。
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