日本人観光客向け!韓国旅行で注意したい11のトラブルと対処法
タクシーやショッピングでのぼったくり、衛生面、治安、反日デモなど、韓国旅行でトラブルに巻き込まれないための対策を解説。
旅行は誰でも楽しくしたいもの。
トラブルに巻き込まれて嫌な思いをして、せっかくの旅行が台無しになってしまっては残念です。
海外では自分の身は自分で守るしかないので、韓国を旅行する時はこんなことを気を付けてみてください。
韓国でのタクシーのぼったくりは、外国人観光客にとって不安要素のひとつ。
☑ メーターが回っていなかった。
☑ 遠回りされた。
☑ 違法車両のタクシーに乗って、法外な運賃を請求された。
このような被害が見られます。
このようなタクシーのトラブルに合わないために、乗るタクシーを選びましょう。
ちなみに、これが一般タクシーです。
インターナショナルタクシーとは、ソウル市公認の外国語が通じるタクシーです。
車体はオレンジ色をしているので、すぐにわかります。
また、運転手が英語・日本語・中国語のいずれかが可能です。
予約もできるので、目的地が事前に決まっている場合は予約をすると安心ですね。
模範タクシーと呼ばれる高級タクシーは、車体が黒く、黄色いランプに「模範タクシー」と書かれています。
一般タクシーよりも多少割高ですが、トラブルもほんどなく、質の良いサービスを提供しているので、外国人でも安心して乗ることができます。
また、深夜割増料金もありません。
「カカオタクシー」アプリも便利!
もし韓国語がある程度読めるのであれば、カカオタクシーを利用するのもお勧めです。
カカオタクシーとは、専用アプリをダウンロードすると、アプリでコールタクシーを利用することのできるサービスです。
アプリを起動すると自動で現在地が表示され、目的地を入力して呼び出しボタンをタッチすればコール完了。
やって来るタクシーの運転手の名前、車のナンバー、到着予想時間が画面に表示されます。
カカオタクシーの車体は上のような感じです。
ただ、この広告がついていなくてもカカオタクシーの場合があります。
なお、乗車後、乗車したことをカカオトークで家族や友人に連絡が可能、下車後はタクシーの運転手の評価ができます。
こんなサービスたっぷりで、迎車料金がかからないというのだから、カカオタクシーを使わずにはいられないですよね。
まず、運転手の証明書、メーターに表示された金額、車のナンバーの写真を撮っておきましょう。
そして、警察(112番)または24時間外国語で対応可能な「タサンコールセンター(120番)」へ電話しましょう。
ショッピングの時に特に気を付けたいことは、やはりぼったくり。
露店では値段が表示されていないこともあるので、必ず値段を確認しましょう。
会計後も、購入した商品がきちんと入っているのか、その場で確認をしましょう。
コスメを大量買いした時や店頭に並んでいる商品はサンプルで、在庫がある場合は、店の倉庫などにある同じ商品を渡される場合もあります。
また、糸のほつれ等がないかなど、不良品ではないことを確認すること忘れずに。
日本に戻ってから返品はもちろん難しく、クレームは何の意味もありません。
旅行中に必ず返品、交換をしてもらいましょう。
この時、レシートをもらえれば、必ずもらいましょう。
(露店では現金支払いの場合が多く、残念ながらレシートをもらうのは難しいです。)
食事の時に気を付けるべきことは、2つあります。
観光客向けではないローカル店では、おしぼりが出てこないお店もまだたくさんあります。
また、前の客が食べた皿がそのままテーブルに置いてある状態で、次の客を入れることもしばしば。
素早く片付けてもらうように声をかけて、しっかりテーブルを拭いてもらいましょう。
いくら辛いものが好きだといっても、日本と韓国では辛さの度合いが違います。
「辛すぎるものを食べて、翌日体調を崩した」という話もよく聞きます。
辛いものに挑戦するのもよいですが、ほどほどに。
日本から常備薬を持っていくことをお勧めします。
海外の薬を飲むことに抵抗がない人以外は、飲みなれた薬で対応するのが一番です。
韓国の薬は全般的に、日本の薬よりも強いと言われています。
現地の日本人でも、胃薬などは通常の半分の量を服用するという人も多いです。
万一、病院に行かなければならない状況になった場合は、外国人のための国際診療センターがある病院に行きましょう。
日本と同じ「119番」です。
- 新村セブランス病院(延世大学医療院) http://www.yuhs.or.kr/jp/(日本語)
- サムスンソウル病院 http://japanese.samsunghospital.com/main/japan.do(日本語)
- ソウル大学病院 http://www.snuh.org/english/ihc/aihc/japanese.jsp(日本語)
スリは、韓国に限らず、海外を旅行中であればどこの国でも気を付けなければいけないこと。
対策は基本的に同じです。
☑ チャックの閉まるカバンを持っていく
☑ お金は小分けにしておく
残念ながらスリにあってしまった、忘れ物をしてしまったら手元には戻ってこないことを覚悟して、警察に盗難届を出しましょう。
そして、警察署で「盗難・紛失証明書」を作成してもらいましょう。
また、「警察庁遺失物センターLOST112」というサイトがあるので、自分の物が届けられていないか確認をしてみましょう。
https://www.lost112.go.kr/manyLanguage.do?langType=jp(日本語)
基本的に韓国語ですが、遺失物の写真が一覧になっているので確認は可能です。
- 地下鉄1号線~4号線 http://www.seoulmetro.co.kr/metro/lost/list.action?mCode=A040010000(韓国語)
- 地下鉄5号線~8号線 http://www.smrt.co.kr/main/publish/view.jsp?menuID=001001003001(韓国語)
- 9号線 http://www.metro9.co.kr/site/customer/pickup/list.do?menuid=001001006(韓国語)
- KTX(高速鉄道) http://www.letskorail.com/ebizcom/cs/guide/lost/lost02.do(韓国語)
- ソウル市内バス http://www.sbus.or.kr/lost/lost_01.htm(韓国語)
- ソウル市タクシー http://www.stj.or.kr/customer_03_1.html(韓国語)
その他、こんなことにも注意しましょう。
最近のソウル市内では週末になるとデモが行われています。
デモをしている人たちが観光客や一般人に危害を加えることはありませんが、むやみに近づくのは避けましょう。
喫煙に関しては近年取り締まりが厳しくなっています。
飲食店は2015年からすべて禁煙となりました。
また、外での歩きたばこ、観光地や文化財施設内での喫煙も禁止です。
禁煙区域で喫煙した場合は、10万ウォンの罰金が課せられるので注意しましょう。
反日感情が高まっている時期は特に、政治的な話や日本語での悪口は気をつけましょう。
韓国では、日本語を理解できる人たちが多くいます。
その数は、日本で韓国語ができる日本人よりも、はるかに多いです。
日本人観光客が被害に遭ったという話はほとんど聞きませんが、トラブルの原因になりかねないので、気をつかうことに越したことはありません。
トラブルに巻き込まれないためには、基本的なマナーを守ることと、事前の対策をしっかりすることが一番。
トラブルに遭うことなく楽しい旅行にするために、以上のことを頭の片隅に入れておいてください。
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2009年から韓国・ソウルに在住しています。
旅行業界で働きながら、趣味の旅行と写真活動、おいしいものを食べ歩いています。
2015年「慶尚北道オンラインサポーターズ4期」優秀サポーター賞受賞
【Instagram】https://instagram.com/717ruby717/
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