在韓日本人が解説!ソウルの市内バスの乗り方・降り方・注意点
韓国の観光旅行時に知っておきたい。ソウルの市内バスの乗り方&降り方、バスの種類、利用時の注意点を紹介。
ソウル市民の足となっている、市内バス。
ですが、旅行者にとって、海外でバスに乗るのはなかなか難しいもの。
「バスの乗り降りは日本と違う?」「路線がわからない」など、不安なことも多いのではないでしょうか?
目的地が地下鉄の駅から遠くても、バスに乗れば目的地の近くまで簡単に行くことができます。
ソウルでバスを乗りこなせれば、さらにソウルの旅が快適になること間違いなし。
今回は、ソウル市内のバスの乗り方をご紹介します。
ソウルのバスは、4種類。
色ごとに路線の特徴があります。
ソウル市内で比較的長距離を走ります。
バスの番号は、3桁です。
幹線バスや地下鉄と乗り換えが便利な路線になっています。
バスの番号は、4桁です。
ソウルとソウル近郊の首都圏都市をつなぎます。
バスの番号は、4桁です。
ソウルの都心と副都心内を短距離で循環運転します。
バスの番号は、2桁です。
この他に「マウルバス」と呼ばれる支線バスもあります。
このバスは地域の狭い範囲を走ります。
日本でいうと町内バスのような感覚です。
ソウル市内と近郊都市は、エリア別に番号がつけられています。
例えば、景福宮や明洞のある「鍾路・中区・龍山」は「0番」、江南は「4番」となっています。
バスの種類によって番号の桁数が違いますが、基本的に最初の1桁は「出発地域」、2桁目は「到着地域」、3・4桁目は路線一連番号を表しています。
上の写真の例で言うと、バスの番号が「242」ですので、最初の「2」が出発地域、次の「4」が到着地域、最後の「2」は路線一連番号を表しています。
ソウル市内のバスの料金は、現金で支払う場合と「T-money」という交通カード(日本でいうJR東日本の「Suica」のようなもの)で支払う場合とでは、金額が違います。
※値段は大人料金を基準(2016年8月現在)
乗り換え割り引きサービスもあり!
また、下車してから30分以内に他のバスに乗り換える場合、割引料金が適用されるので、バスに乗る時はT-moneyカードは必須アイテムです。
路線図は基本的には韓国語ですが、電子掲示板のあるバス停では、予想到着時間が表示されるので確認してみましょう。
なお、韓国のバスは込み合っているとバス停の目の前で止まらないことや、下車する客がいなければ止まらず通過することもあります。
「バスに乗りたい」というアピール(手を挙げるなど)をして、止まってもらいましょう。
韓国のバスは、基本的に前のドアから乗ります。
乗るとすぐにカードを当てるセンサーがありますので、T-moneyカードを「ピッ」と音が鳴るようにタッチします。財布やカードケースのままでもタッチ可能です。
韓国のバスは、日本のバスに比べると速くて運転が多少(?)荒いのが実態。
乗客がすべて乗ると、座るのを待つことなく出発するので、乗ったらすぐに席に座るか、手すりにつかまりましょう。
バスにも優先席があります。
お年寄りや体の不自由な方、妊婦さんには積極的に席を譲ってあげてくださいね。
下車する時は、ブザーを押します。
そして、バスの真ん中にあるドアから下車します。
ただ例外的に、広域バス(レッド)はドアが一つの場合がほとんですので、前のドアから乗車・下車します。
日本のように「バスが止まってから席を立ってドアまで移動する」なんてことをしていたら、降り逃してしまいます。
停留所に着く前にドアの前に移動しておくのが基本です。
そして、T-moneyカードをタッチしてから下車するのを忘れずに。
乗り換える場合、下車した時にタッチしないと、次のバスに乗る時に乗り換えの割引料金が適用されません。
ソウル市公式観光情報サイト「Visit Seoul」に、日本語でバスの路線を検索することのできるページがあります。
残念ながらソウルのバス関連の日本語アプリがまだないので、事前にこのページで路線を確認しておきましょう。
外国でバスに乗るのは不安があるかもしれませんが、乗りこなせれば旅の強い味方になります。
ソウル市内を自由自在に移動して、目的地まで簡単に行くことができるようになります。
ソウルに旅行に行く時は、バスでの移動も考慮してみてくださいね。
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2009年から韓国・ソウルに在住しています。
旅行業界で働きながら、趣味の旅行と写真活動、おいしいものを食べ歩いています。
2015年「慶尚北道オンラインサポーターズ4期」優秀サポーター賞受賞
【Instagram】https://instagram.com/717ruby717/
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