「ヘナ」と一般的な「ヘアカラー」の違いと特徴!髪を痛めない、白髪染めにおすすめ、黒髪は染まらないなど、メリット・デメリットを解説。
こんにちは、シャンプーソムリエのマックスです。
最近また「ヘナカラー」が少しづつではありますが増えてきました。
「ヘナカラーって何?」と思う方も多いと思いますので、簡単にご説明します。
一般的なヘアカラーの特徴
まずは比較対象として、世間一般的に一番多く使われているヘアカラーについて解説します。
通常のヘアカラーは、「アルカリカラー」または「酸化染毛剤」と呼ばれ、髪の色を脱色しながら色を入れ込んでいきます。
しっかりと染められる、明るさのコントロールができるなどデザイン力があり、ヘアカラーというものを存分に楽しめるのが、一般的なヘアカラーになります。
色彩も明度も様々なカラー剤があり、施術内容によってはデザインも多種多様に楽しめます。
ただし、こちらは必ず頭皮や髪にダメージを残します。
なぜなら、「ジアミン」というアレルギー物質の色素が入っているのと、アルカリ剤や過酸化水素を使い化学反応を起こし染め上げるからです。
ダメージが強く出てしまうので、繰り返すことでダメージは増し、色持ちも悪くなり、カサつきやパサつきの原因にもなります。
特に白髪染めなどを短期で行う方もいますが、頭皮にダメージが蓄積され、頭皮環境の悪化、カブレ、フケ、薄毛、酷くなるとアレルギー、最悪の場合顔全体が腫れる、またはアナフィラキシーが起きてしまうなどの症状も出ることがあります。
とてもデザイン性はあるのですが、デメリットも多いのがヘアカラーです。
では、ヘナはどうなのでしょうか?
ヘナとは「ヘンナ」という植物を使ったカラーになります。
「ヘンナ」は昔からアーユルヴェーダで薬草としても使われる植物で、アレルギーもほとんどない植物です。
非常に安全性が高く、ボディーペインティングやエステなどでも使われています。
その植物の成分が髪のタンパク質にくっつくことで、髪に色が付きます。
ところが、脱色効果は全くないため、黒髪についても色を感じることはできません。
そこで、基本的に白髪を染めることに使用します。
ヘナはオレンジ色なので、ヘナで染めた白髪は全てオレンジになります。
ですが、染めてから2日くらい経つと、少しですがオレンジブラウンに変わってきます。
とは言っても、基本はオレンジですので、白髪の部分はオレンジが強く出ます。
それが嫌な方は「インディゴ」というマメ科の植物で、日本的な言い方でいうと「藍染」に使う植物を使用します。
基本的にはヘナで染めた後にインディゴを重ねて染めることで、暗く白髪に色が入り、結果オレンジ色がおさまります。
ヘナは基本オレンジ以外の色はないので、ヘアカラーとは謳えるものではありません。
ただしダメージは全くと言ってありませんし、ヘナカラーをすることでヘッドスパ効果もあります。
ヘナの成分が髪に付着することで、トリートメント効果やクセ毛の収まりが良くなることもあります。
ただ、染めてから1週間くらいは少しゴワゴワします。
ダメージが強い方がいきなりヘナをすると、逆に髪の質感が悪くなりますので注意が必要です。
また、ダメージがないからといって短期間で何度も毛先まで塗ってしまうと、逆に髪がゴワゴワになりますので注意が必要です。
上記で述べたヘナは「100%ヘナ」になります。
ヘナカラーにはもう一つ「ケミカルヘナ」というカラーもあります。
100%ヘナは、しっかりと色が発色・定着するまで48時間かかります。
色も暗くしたりするにはインディゴを使用しなければなりません。
ですが、一方のケミカルヘナは、「HC染料」といって安全性が高い染料が入っているため、染め上がりすぐに発色し安定もしています。
また、単品で暗く染めることも可能です。
ちなみに「HC染料」は、塗ると少しつづ染まっていくトリートメントカラーに入っている染料です。
こちらは化学染料や化学物質を使用しているため、髪への負担はゼロではありませんが、ほとんどと言っていいほどダメージなどを感じることはありません。
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