「彼氏はイタリア人」現地民が教える、イタリア男性を恋人にするときの注意点

イタリア人男性を彼氏にする際、気をつけるべきことを現地民が解説します。イタリア人男性は恋愛やナンパには積極的ですが、結婚には慎重で、そしてマザコンの傾向があります。

執筆者: OTA YUKI 職業:Enoteca Lombardi スタッフ/イタリア旅行アドバイザー

イタリア人を彼氏にするときに気をつけるべきこと

外国人の彼氏がいたら…


そう、憧れる日本人の女の子は、少なくないでしょう。


「彼氏がイタリア人」なんて言ったら、それだけで自慢できるような気がしてしまうのも、不思議ではありません。
ところが、実際に付き合うとなると、理想とは違うものです。


環境も生活習慣も全く違う私たち。

その違いが、のちのち響いてくることに。


イタリア人とお付き合いするって、実際のところどうなのでしょうか。

今回は、イタリア人男性を彼氏にするときに気をつけるべきことをご紹介します。

 

 

イタリア人男性は口上手!
「Sei Bellisima!!」(セイ ベリッシマ~!= 君は、なんて美しいんだ~!)

 

ど直訳な程に、日本の男の人だったら決して言わないセリフ。

大きなジェスチャーと共に言われたら「えぇ!?」なんて言いつつも、嬉しくないわけはありません。

女なら誰しも、1回くらいは言われたいセリフです。

 

日本男児の「言わないのが美徳」というのとは、正反対であるのがイタリア男。

口説き落とすためなら、あの手この手で褒めまくります。


褒め言葉にほろ酔い状態になる前に、「相手が日本人だったらどう思うか?」と、少し冷静になってみるといいでしょう。

それでも、落ちてみたいと思える相手かどうかが重要なポイントです。

 

イタリア人男性は手が早い?
「手をつけるのは、3回目のデートまで…」

 

そんな話を聞いたことがあります。


知り合ってから、少しづつ距離を縮めていくのが日本人としては普通ですが、イタリア人は直感型。

相手との関係を続けるかどうかは、後になってから考える人の方が圧倒的に多いようです。

 

「手が早いのでは…」と距離をおけば、脈がないと思うのがイタリア人。

かといって、遊びの恋にしたくない日本人としては、ここの駆け引きが勝負どころとなりそうです。

 

イタリア人男性は、恋愛には積極的でも「結婚」には消極的…

日本人と比較して、「結婚」に対して非常にナイーブなのがイタリア人。
それは、「結婚」がまさに家同士の法的根拠が絡んでくる一大事であるからです。

 

イタリアでは、「結婚」というと、まず離婚する時の財産分与も加味して手続きされるほどです。

特に女性の権利が強いイタリアでは、消極的になるイタリア男性が圧倒的に多いと言えます。


「真面目に付き合う=結婚する」という方程式は、成り立たないと思った方が良いかもしれません。
あまりに「結婚」を意識すると、せっかくの良い関係に亀裂が入るきっかけになってしまう可能性もあります。

 

イタリア人男性は、残念ながら「マンマが一番!」

日本ではイメージの悪いマザコン。

ところがイタリアでは、自他共に認める「Mammome(マンモーネ=母親びいき)」が殆どです。

 

何かにつけてマンマの影響が強いイタリアでは、どんなことより、マンマの意見が”鶴の一声”となります。

彼女のことは大事だけれど、マンマの意見を尊重するのが普通なイタリア男性の前では、マンマにかなうものはなさそうです。

 

ですから、マンマと自分を天秤にかけるような会話だけは、避けた方が良さそうです。

 

イタリア人男性には、アメとムチを上手に使い分けよう!

そんなイタリア男ですが、意外にも献身的で家庭的な面もあります。

スーパーの買い出し、お料理と、案外、献身的。

褒め言葉に弱いイタリア人ですから、上手く木に登らせない手はありません。


アメとムチを使い分けるのも、お互いの関係を深めるのに役に立つかもしれません。

 

イタリア人男性に限らず、自分の意思をちゃんと伝えることが大切

国籍の違いを越えて付き合うには、最終的に意思の疎通が関わってきます。

ただの便利な女にならないためにも、相手に自分の意思をちゃんと伝えることが、最終的には、お互いの関係をより深める重要なポイントにもなるのでは…と思うのです。

 
 コラムニスト情報
OTA YUKI
性別:女性  |   現在地:フィレンツェ  |   職業:Enoteca Lombardi スタッフ/イタリア旅行アドバイザー

花の都 フィレンツェ に住むこと、はや十数年。
フィレンツェの台所と言われる、メルカートで働いて10年以上となります。
多くの食材に囲まれながら、花より…の生活を楽しんでいます。

そんな生活をこちらに綴っています。どうぞ、ご覧ください。
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