イタリアで暮らしてみたい?海外でも上手くやっていけるのはこんな人!
日本とは習慣の違う外国で、適応して暮らしていけるのはどんな人?試練を乗り越えてイタリア生活を満喫中の筆者が紹介!明るいイメージのある憧れの国イタリアですが、住んでみると楽しいことばかりではないようで…。
マンジャーレ カンターレ アモーレ の国、イタリア。
食べて、歌って、恋をして... 。
燦々と輝く太陽の光のように、そこはかとなく明るいイメージの国「イタリア」は、その魅力に魅せられた誰もが住んでみたいと思う国のようです。
「世界遺産」に魅せられ、いつしかこの街を闊歩したいと思い、辿り着いたフィレンツェに住み始めた頃、「洗礼」とでもいうべく数々の試練が待ち受けているとは、思いもしませんでした。
「習慣」の違い。
口で簡単に表現できるそれは、日本で生まれ育った「普通」に、ことごとく打ちのめされます。
イタリアに住むのに、兎にも角にも必要であるのは、「滞在許可証」。
その申請には、郵便局と警察機関による手続きが待っています。
イタリアで公共機関といったら、その態度は、日本の真逆を示します。
今でこそコンピュータ化が進み、順番通りにできるようになったものの、それでも待つこと待つこと。
ともすれば、横入りしようとする者あり、気がついたら職員が消えている…(どこかに行ってしまう)なんてこともあり。
それでも、あなたは待てますか?
「これとこれが必要ですよ」
確かにそう言われ、必要なものを持っていったはずでした。
ところが、今日に限って「これは要らないんだけど、あれが欲しいのよ」なんて言われます。
「そんなこと、聞いてない...」と言ったところで、相手は耳も貸してはくれません。
アタフタしても無いものは無く、出直すはめになるのです。
そうしてまた、別の日には別の人がいて、また同じように、違うことを言われます。
いつしか、書類申請には、がっぽりと必要のなさそうな書類のあれこれまで持ち込むようになったのは、言うまでもありません。
それでも、言われっぱなし、やられっ放しでは、こちらの気分も落ち着きません。
なんとか言い返したい気持ちもあったりします。
こんなとき、絶対、「すみません」だけは言ってはいけません。
イタリアでは、謝ったら最後、完全に「負け」を認めたことになってしまいます。
ですから、日本の常識を払拭して、ああ言われたら、こう言ってみる手立てに出てみてもいいかもしれません。
イタリア人に対しては、黙っているより、こちらの胸の内を話す方が数倍効果的であることは間違いなしです。
喧嘩になるのが怖い。
こう思うのは、「普通」の日本人の感覚です。
そのため、極力直接的な言い方を避ける傾向にあります。
ところが、イタリア人は、言わなければわからず、言わずしてわかろうとする人間もいません。
自分の胸の内をさらすと、ともすれば言い争いにもなります。
それでも、翌日にはケロっとしているところが良いところ。
こうして、人と人との距離を縮めていっているのかもしれません。
結局、人間が好きなのです。
こんなイタリアでも、次のような人は、上手くやっていけるでしょう。
- 忍耐強い人
- おおらかな人
- 自己主張できる人
そして何より、笑顔で対処できる人。
「郷に入れば郷に従え」の言葉どおり、何事も臨機応変にやっていけたら苦労はありませんよね。
それでも、お互い人間ですから、嫌なところもいろいろ出てくるわけですが、そんなとき、イタリア人の人の良さに助けられることも多々あります。
上手く自己主張しながら、相手とコミュニケーションが保てたら、きっと素敵なイタリア生活が満喫できることでしょう。
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花の都 フィレンツェ に住むこと、はや十数年。
フィレンツェの台所と言われる、メルカートで働いて10年以上となります。
多くの食材に囲まれながら、花より…の生活を楽しんでいます。
そんな生活をこちらに綴っています。どうぞ、ご覧ください。
http://ameblo.jp/yuku810/
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