日本の空港が面白い!知ってたら人に話したくなる国内空港トリビア
日本の空港の豆知識・雑学!「飛行機を離発着させるのに、空港にどれくらいお金を払ってるの?」「空港には門限がある?」「羽田空港の世界一って何?」などの知って楽しい空港トリビアから、思わず行きたくなるユニークな空港の紹介まで。
以前、空港の法律や愛称などについてお話しました。
今回は、その第3弾として、空の旅がもっと楽しくなりそうな空港トリビアをご紹介します。
航空機が空港に着陸するためには、次のような料金を支払う必要があります。
その金額は、機種毎に決められています。
- 着陸料
- 翌日のフライトに備えてステイ(停留)する停留料
- 手荷物取扱施設料
- 乗客の航空機への乗り降りに使う旅客搭乗橋(PBB:Passenger boarding bridge)使用料 など
成田空港の国際線の場合を例に、具体的な金額を見てみましょう。
成田空港の国際線をB777-300ERが使用する場合にかかる料金は、約70万円(725,075円)です。
内訳は、以下のとおりです。
- 着陸料:562,650 円
- 停留料:68,200円
- 手荷物取扱施設:81,225円
- 搭乗橋使用料:13,000円
成田空港の国際線をA320が使用する場合にかかる料金は、約20万円(218,300円)です。
内訳は、以下のとおりです。
- 着陸料:122,100 円
- 停留料:14,800 円
- 手荷物取扱施設:68,400 円
- 搭乗橋使用料:13,000円
さらに、これが現在世界最大の旅客機A380になると、かかる料金は合計で約110万円(1,100,975円)となります。
なお、着陸料は、一般的に利用者が支払うわけではありません。
航空会社が空港の管理主体(航空当局や空港会社など)に支払います。
また、着陸料の金額は、各空港により異なります。
着陸料は、空港の重要な収入源と言えますね。
離陸機からみた成田空港の全景
空港は、24時間365日運用していると思っている方も多いかもしれません。
実は、空港によっては門限があります。
日本においても、羽田空港や中部、関空など、国際線の就航する空港は24時間運用が多いです。
ですが、国内でも国際線がメインの成田空港の場合、運用時間は6:00~23:00(例外24:00)。
これ以外の時間帯は離着陸ができません。
ただし、急病人発生や悪天候で緊急を要する場合は、もちろんこの限りではありません。
このような空港の運用制限をカーフュー(CURFEW)と呼んでいます。
なお、国内の24時間運用以外の空港については、便の増加や、国際線への乗り継ぎ・乗り換えといった理由から、運用時間が延長される傾向にあります。
空港の24時間化は、利用者にとっても利便性が増すというメリットがありますが、課題が多いのも事実。
航空機の離発着は深夜でも可能ですが、場所によっては騒音問題がネックになります。
また、空港から空港へ行くまでの交通インフラが24時間対応でなければ、真の24時間空港とは言えないですね。
一部の空港では、利用者が施設使用料を支払っています。
施設使用料は、航空チケットの金額に包含されていて、個別の料金表示を目にする機会がないため、普段意識したことがないかもしれませんね。
ちなみに、羽田空港の料金は、以下のとおりです。
※大人(満12歳以上)、小人(満3歳以上満12歳未満)
- 国内線:大人290円、小人140円
- 国際線で羽田出発:大人2,570円、小人1,280円
- 国際線乗り継ぎ:大人1,280円、小人640円
2018年6月現在
日本を代表する羽田空港。
世界の主要空港と比べると、その評価はどんなものでしょうか?
まず、利用旅客数は、2015年の全世界旅客ランキングで5位(75,317,718人)となっています。
航空業界の世界的格付けを行う英国「SKYTRAX社」の2017年ベストエアポート部門では、総合順位は2位です。
空港の清潔度を各付けするThe World’s Cleanest Airportsでは、1位となっています!
世界一クリーンな評価を受けた羽田空港の全景
日本国内にある空港の数は97。
中にはとてもユニークな空港もあります。
ほんの一例ですが、ご紹介します。
まず北から、北海道の新千歳空港。
空港内に温泉があり、宿泊もできます。
北陸は、富山きときと空港。
なんと、空港自体が河川敷にあるという全国でも珍しい空港です。
四国からは、愛媛の松山空港。
愛媛と言えば…ポンジュースですね。
こちらの空港では、蛇口をひねると、ポンジュースが出てきます!
以前、毎月第3日曜限定で行われていた無料試飲イベントは終了。
現在は蛇口が常設され、有料にはなりますが、毎日楽しめるようになっています。
出典:松山空港公式サイト
南は、鹿児島空港。
国内空港でも珍しい天然温泉の足湯があります。
鹿児島空港の天然温泉足湯”おやっとさぁ”
また、空港ターミナル内に航空展示室があり、実際に使われていた飛行機の備品などを無料で見学できます。
鹿児島空港内航空展示室”SORA STAGE”の展示品
日本は他国と比べ国土は狭いですが、多くの空港が存在しています。
また、最近の空港は、その都道府県の玄関としてのPR機能も持ち合わせ、単に飛行機に乗るための施設ではなく、観光や買い物、そしてアミューズメント的な機能を提供しています。
旅行で訪れる際は、ぜひ空港でも楽しんでもらえると思います。
みなさんの旅の参考になれば幸いです。
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