きちんとやらなきゃ効果ない!正しいドローインを身につけよう!
簡単にできるダイエットとして、人気のドローイン。本記事ではドローインの正しいやり方をご紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。
女性が他人には言えない悩みで、絶えず上位にランクインしている「ぽっこりお腹」。
一見スリムな方も、案外ぽっこりお腹で困っていることが多いようです。
ですが、慌てて腹筋運動を始めようとしても、なかなか長続きしません。
腰など身体への負担もかかってきますよね。
そこで、簡単にできるダイエットとして、ドローインの人気が急上昇中。
しかし、ドローインは主にお腹を引っ込めるという簡単な動きだけに、実は効果がないという疑惑もあるようです。
本記事では、ドローインに効果がないというのは本当なのか、また正しいドローインを取り入れたダイエットについて解説していきます。
お腹周りが気になる方や、普段運動をしない方、ダイエッターの方はぜひ最後までご覧ください。
ドローイン (Draw-in) は、「引っ込める」という意味の英語。
ゆっくり呼吸しながらお腹を膨らませたり、引っ込めたりしながら、内臓周りのような身体の深いところにある筋肉 (インナーマッスル) を鍛える腹筋運動の一種です。
きつい運動ではなく、呼吸するだけの楽なダイエット方法として人気急上昇中です。
しかし、あまりの簡単さから「効果がないのでは?」と、疑いの目で見られることもあるので、実際どうなんでしょう。
そもそもドローインとは、大きく息を吸い込んでお腹を膨らませた後、風船の空気を抜くように、ゆっくり息を吐き切ってお腹をへこませる呼吸法です。
継続的な腹筋運動等は行いませんし、ダイエットと呼べるかどうかは疑わしいところです。
ドローインは消費エネルギーが少なく、これだけでは減量の効果はないかもしれません。
しかし、普段使わない深部にあるインナーマッスル (内臓周りの筋肉のこと) のうち、特に腹横筋を鍛えるので、姿勢が良くなるというメリットがあります!
腹横筋とはお腹全体を包みこむような筋肉で、身体のコルセットのような役割をします。
この腹横筋を鍛えることで、背骨の正しい位置が保たれ、腰痛・肩こりが軽減、ぽっこりお腹の解消にもつながります。
ただ、消費エネルギーが少ないので、体重が減る事については、あまり期待できないようです。
正しいドローインとは、どのような方法なのでしょうか?
元々ドローインは、30秒間お腹をへこませて痩せるという簡易エクササイズで、誰でも簡単に行えるのが魅力です。
背筋を伸ばした状態で行う必要があるため、寝転んだ状態で行うのがオススメです。
1. 仰向けに寝転びリラックスしながら、ひざを曲げて立て膝の姿勢を取る。
2. ゆっくり息を吸ってお腹を膨らませる。
3. 限界まで息を吸い込んだら、今度はゆっくり息を吐いてお腹をへこませる。
4. お腹が完全にへこみきった状態で息は止めず、5つ数える。
※お尻をきゅっと締めると効果アップ。
5. 2に戻る
ここまででおよそ30秒ほどの簡単なエクササイズ。
30秒×10回、これが朝晩できれば十分ですが、注意点がありますので気をつけてください。
食後のドローインは絶対にやめましょう。
効果がないばかりか、内臓に負担がかかり、様々な健康被害を引き起こす恐れがあります。
腕や肩、腰などに余計な力が入らないよう、リラックスして行いましょう。
仰向けになるとリラックスしやすいです。
ドローインは体幹、つまり身体の中心部を鍛えるのが目的なので、背骨がすっと伸びた姿勢で行いましょう。
横を向いたり、身体をねじったりするのはNGです。
仰向けになってお腹をへこませた時、お腹は完全にへこんでいますか?
おへそ付近が盛り上がっているようなら、腹筋に余計な力が入っている証拠です。
完全に脱力できていないと、そのドローインは効果がない事になってしまいます。
息を吐ききったあと、さらにお腹をへこませましょう。
ドローインのもうひとつの目的は、正しい姿勢を身体に教え込むことです。
つまり、「お腹がへこんだ状態が普通なんだ」と身体に認識してもらうことが大事。
きちんと呼吸ができていれば、たとえ体重は減らなくても、ぽっこりお腹は解消されていきます!
ドローイン中に呼吸を止めてしまうと、お腹がへこんだ状態はイレギュラーだと身体が認識するため、効果がありません。
ちなみに正しいドローインが出来ているか確かめる方法は、仰向けの状態で、おへそ付近の脇腹部分をそっと手で押してみてください。
息を吐ききったときに固く、息を吸う時に柔らかくなっていれば、きちんとインナーマッスルに効いている証拠です。
ドローインは姿勢を良くする効果があります。
しかし、消費カロリーは少ないため、十分なダイエット効果がない、トレーニングとして物足りない、と思われるかもしれません。
筋トレなど、しっかり出来れば理想的ですが、そんな時間は取れない場合もあると思います。
なら、今すぐ出来る簡単エクササイズとして、階段を全力で上ってみるのはどうでしょうか?
段差を足先だけでなく、足の裏全体でぐっと踏み込んでから体重を移動させます。
股関節を痛める恐れがあるので、決して駆け上がってはいけません。
いつもの駅の階段や、ひとつ上の階まで程度で十分です。
普段より少しだけ大またで歩くのもいいでしょう。
また、電車の吊り革につかまったまま、密かにドローインを行うツワモノもいるようです。
いずれにしても無理は禁物です。
いかがでしたか。
息を吐ききると同時にお腹をへこませるだけの、誰でも簡単にできるドローイン。
ですが、やり方を間違えると、腰痛や胃腸障害などを引き起こす可能性があるので、注意しながら行いましょう。
正しいドローインの方法をマスターすれば、効果がないどころか、素敵なエクササイズになるでしょう。
ドローインでインナーマッスルを鍛えれば、姿勢が良くなり、ぽっこりお腹や腰痛、肩こりの防止にも役立ってきます。
あなたも朝晩のドローインで、素敵なボディラインをゲットしましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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