パリ旅行は観光だけじゃない!パリジェンヌのライフスタイルを体験する「ブーケレッスン」のすすめ

執筆者: 斎藤由美 職業:パリ在住フラワーデザイナー・フォトエッセイスト
はじめに

パリと美しい物と美味しいものが好き。

そういう方へ、パリの楽しみ方、パリジェンヌのライフスタイル、花と雑貨とスイーツなど、役立つ情報をお伝えしていきます。

 

リピーターにお勧めの「パリで習い事」

初めてのパリでは、観光名所を巡って写真を撮り、お土産を買って、あっと言う間に帰国というパターンが多いと思います。

何度もパリに来て、観光やショッピングはひと通り経験済みの方にお勧めなのが「パリで習い事」。パリジェンヌのライフスタイルに、一歩踏み込んだ気分を味わえます。


有名シェフによるお料理やお菓子のレッスン、日本人によるチーズセミナー、刺繍教室、バレエのクラスなどもあります。

 

パリライフを彩るブーケ

その中でも、ぜひトライして頂きたいのが「ブーケレッスン」です。


フランス語や英語ができる方は、花屋さんと交流しながらお花を選んだり、ブーケ(花束)を作ってもらうのも楽しいでしょう。

旅行者でも単発で参加できるフラワーレッスンに参加すると、花の選び方やブーケの作り方まで学べます。

 

言葉が分からなくてもOK

花束の束ね方は、1度コツを掴むと、後々役立つスキルです。

日本人講師によるレッスンもありますし、フランス人フラワーアーティストのレッスンも、日本語通訳付きで行われているので、言葉に不安のある場合も安心。

少人数制で丁寧に教えてくれるので、お花の経験がない方でも綺麗なブーケができます。


自作のブーケを持って、パリの街を背景に写真を撮るのも、またとない記念になりますね。


 

手作りブーケの癒し効果はバツグン

また、1日中歩いて疲れて帰ってきた時、仮住まいの部屋にお花があると想像以上に癒されます。
それが自分で作ったブーケなら愛着もひとしお。
きっと忘れられないパリの思い出になりますよ。

 

花器はホテルで貸してくれますが、もし用意がない場合はペットボトルを花瓶代わりにしましょう。
ブーケを包んだラッピングペーパーでボトルをカバーすれば、簡単でお洒落な器の出来上がりです。

 

 

パリが一気に親しみやすい存在に

花を持って歩いていると、人々が笑顔で「綺麗だね」と言葉を掛けてくれたり、メトロやバスの席を譲ってくれたりします。

それらが会話のきっかけとなり、今まで見たことのないパリの顔を感じることができるでしょう。

観光だけでは得られない、パリの暮らしに近づいた気分ですね。


 

おわりに

パリ到着の翌日など、早めの日程でレッスンに参加すると、滞在中にお花を楽しめます。


花は心のエステ。

フラワーレッスン後、頬を紅潮させて嬉しそうにお花を抱えるお客様を見送る度、それを実感しています。

パリ訪問の際は、ぜひトライしてみて下さい。

 
 コラムニスト情報
斎藤由美
職業:パリ在住フラワーデザイナー・フォトエッセイスト

パリ旅行中、初心者からプロまで単発で参加できるフラワーレッスンのほか「ランチ付き花市場ツアー」「おすすめショップめぐり」など「花・雑貨・グルメ」をテーマにしたヴィジットを開催しています
ブログ「パリで花仕事」http://ameblo.jp/yumisaitoparis/

【著書】
暮らすようにパリを楽しむガイドエッセイ『二度目のパリ』(ダイヤモンド社)
パリスタイルのブーケバイブルと呼ばれる『シャンペトルのすべて パリ・トップフローリストの花 ヴァンソン・レサール作品集』『ブーケシャンペトル・ア・ラ・メゾン』(ともにグラフィック社)