脱毛サロンに通う頻度、効果は?利用時の注意点と選び方
前回に引き続き、脱毛についての仕組みや疑問点をご紹介していきます。
カウンセリングを受けた事のある方は聞いた事があると思いますが、人体の構造上どうしても回数を重ねなければいけない事は避けられません。
1.皮膚の中では毛乳頭から栄養を蓄えながら毛が生まれ、成長していきます(A:初期成長期)
2.毛は毛乳頭に根付いた状態で成長し、毛穴から毛が見えてきます(B:成長期)
3.しばらくすると毛乳頭から毛は離れ、徐々に抜けていく準備が始まりますが、まだ皮膚から毛は見えています(C*退行期)そして摩擦や自然の流れで毛は抜け落ちていくのです。
4.毛が抜けた後、毛乳頭は再び栄養を蓄え、毛を生みだそうとしていきます。(D:休止期)
レーザーも光も毛に光線を当てる事で、メラニン色素に熱が吸収されると同時に、毛がくっついている成長期の毛根にダメージを与えて、毛が生える力を弱めるのが目的です。
そのため、今、肌の表面に毛が生えているのが見えても、実際は毛根(毛乳頭)から離れている退行期の毛もあります。その毛根にはダメージが無いのでまた栄養を蓄えて毛が生えてきます。
その頃を見計らってまた施術を受けに行く必要があるのです。
毛の生え変わる周期(毛周期)は体の部位によって違いますが、基本的に1・5~3ヶ月置きの来店ペースを促されるでしょう。
毛穴の中で自分の毛が今、成長期か退行期か見てチェックできれば楽ですが、それは出来ないので地道に通って照射する必要があるのです。
2週間~1ヶ月程すると、照射された部分の毛は一旦ほぼ全て抜け落ち肌がつるつるになります。
しかしこれで脱毛が完了したわけではありません。
新しい毛がしばらくすると生えてきますのでしばらくこの繰り返しとなります。
きちんと減らすには医療では1年、エステでは2~3年が一般的のようですが、何回か通っていくうちに、毛が減っていくのを実感できる事が多いです。
永久脱毛では無くても自己処理の煩わしさからはだいぶ解放されると思います。
先の予定なんてわからない、サロンが潰れてしまうのではと懸念される方は、1年契約で始めてみて様子を見る事をお勧めします。
一昔前に比べて、価格はかなり手頃になり気軽に利用できるようになりました。
低価格で提供できる背景には、機械の進化や企業努力、脱毛市場の拡大化などもあるので、さほど問題では無いと思います。
しかし、急激にサロンが増えているだけに、スタッフの育成がどこまで追いついているのかはサロンにより様々だと思います。
エステサロンの脱毛を行う法への基盤や教育に関しては、改善されたと思います。
回数が必要な理由はおわかり頂けたかと思います。
売り上げを上げたいからなのではないかと不安に感じる方もいたかもしれませんが、そういう事では無いので安心して下さいね。
しかし、予約がなかなか取れなかったり、脱毛部位の追加をしつこく勧誘されるようなサロンには気をつけましょう。
体験や無料カウンセリングは、ほとんどの所で行われているので数箇所行ってみましょう。
医療のレーザー、エステの光、両方行ってみるのもお勧めです。
他サロンの違いや、脱毛する際の注意点をしっかり聞いた上で比較検討すること。
クリニックと提携している光脱毛のサロンもあります。
丁寧さやホスピタリティは、医療従事者でもエステティシャンでも、どちらが優れているかは個々によります。
美肌効果やシミになりにくいなど脱毛機は進化しているようですが、体内に高熱を入れている事は忘れないで下さい。
保湿と日焼け止めはとにかく徹底することです。
低価格で気軽に利用できるようになったのは事実ですが、軽く考えすぎないように気をつけて下さいね。
早く終わらせたい気持ちで強いパワーをサロンに要求しないこと。
ご自身の肌が弱い場合は遠慮なく相談しましょう。
毛は爪や汗腺、皮脂腺同様、皮膚の一部です。
刺激や紫外線から肌を守ってくれる大切な器官でもあります。
それでも悩んでいらっしゃる方も多いと思いますので、不安な方は脇など狭い範囲の部分から始めてみるのも良いと思います。
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