霊山、戸隠山の麓に創設され、二千年の歴史をもつ戸隠神社。

天照大神がお隠れになった岩戸を開いたことから、開運や五穀豊穣のご利益が、踊りを披露した女神からは芸術の上達や縁結びのご利益が得られるとされ、国内指折りのパワースポットとして知られています。

そんな戸隠神社と、あわせて行っておきたい周辺スポットをご紹介します。

戸隠神社はその昔「天の岩戸」（日本神話に登場する岩の洞窟）が飛来し、現在の姿になったといわれる戸隠山を中心に、奥社、中社、宝光社、九頭龍社、火之御社の5社からなっています。

古くから、高野山や比叡山と並ぶ修験の場として知られてきました。

戸隠神社の御本社とされるのが奥社。

この奥社へ続く参道の、中間地点のところには赤い随神門があります。

門をくぐった瞬間目の前に広がるのは、樹齢400年を越える杉並木。

この道が500メートルに渡って続いており、空気がとても澄み切っています。

心も清々しい気持ちになり、浄化された気分に。

戸隠といえば「そば」というほど、誰でも一度は聞いたことのある有名な戸隠そば。

特徴は、そばの甘皮を取らずに挽いたそば粉を使用しているので、黒っぽく素朴な味であること。

おいしさの秘密は、そばの生育に適した水はけのよい火山灰地であること。

そして高冷地にあるため寒暖の差が大きく、実の締まりがよくぷりぷりの旨いそばが育つためです。

山のそばの自然な味を、ぜひ現地で味わってみて下さい。

戸隠の竹は、細く根が曲がっているのが特徴で、北海道や東北など寒い地方にも生息しています。

そのため、ざるや籠といった、編む竹細工を得意とした伝統工芸品が有名です。