こんにちは、ITアドバイザーの佐藤美保子です。

初めてスマホ（スマートフォン）を購入しようと思った時、一体どれを買えばいいのか、と悩む方はとても多いようです。

もちろん、会社によって毎月の料金が違うので、それも購入の際の大きなポイントなのですが、今回は機種のみに焦点を絞ってみようと思います。

今回は、iPhoneとアンドロイドについてのお話しです。

スマホは、大きく分けて2種類あります。
パソコンもWindowsとMacに大きく分かれるように、スマホもアンドロイドとiPhoneに分かれます。

中に入っている、OSと呼ばれる基本ソフトが、その2つで異なっているのです。

私のスマホはSONYだから関係ない、と思った方。それは製造メーカーのこと。

SONYでもサムスンでも富士通でもシャープでも、中身はアンドロイドです。

iPhoneはApple社のみが製造していますので、iPhoneはiPhoneだけなのです。

と言うことは、世の中で販売されているスマホの多くがアンドロイド。
それにしては、街中で見かけるスマホに、iPhoneが多いのは何故でしょう。

なぜ多くの人がiPhoneを買うのか。

パソコン教室の生徒さんからこの手のご相談を受けた時、パソコン初心者の方には、迷いなくiPhoneをお勧めしています。
パソコンとスマホ、関係ないようで、実は関係大ありなのです。

なぜなら、スマホはパソコンを小型化して電話機能を付けた物だから。

ちなみに、いわゆるガラケーは、電話にインターネット機能を付けた物。

ガラケー=電話の進化形。

スマホ=パソコンの進化形。

両者の成り立ちは全く異なるのです。

それゆえ、パソコンが苦手な方は、スマホの操作も少し戸惑うことが多くなります。

スマホはパソコンと同じなので、ウイルス対策が必要です。

ただ、iPhoneはウイルスに強いと言う利点があり、ウイルス対策は不要ですが、アンドロイドでは必要になります。

また、アンドロイドは同じ機種でもバージョンが変わると操作が変わりますが、iPhoneは買い替えてもほとんど操作が変わりません。

一度操作を覚えれば、長く使えるのです。

また、タブレットのiPadもiPhoneとほぼ同じ操作で使えます。

では、初心者以外はアンドロイドが良いのかと言うと、今度は、その方の用途によってお勧めを変えています。

とにかく、スマホを簡単に楽しく使いたい、細かい設定にはこだわらず使うことに専念したいという方には、やはりiPhoneをお勧めします。

一方で、パソコンの代わりにスマホを使いたい方には、アンドロイドがお勧めです。

アンドロイドは、写真の保存の場所を細かく設定できたり、ワードやエクセルで作った文書を扱いやすいように思います。

カスタマイズ（ユーザーの好みや使い勝手に合わせて、見た目や機能、構成といった製品の仕様を変更すること）するには、アンドロイドの方が向いているでしょう。

カスタマイズには、フォルダの概念がないと難しいので、パソコンの操作が良くできる人の方が向いているのです。

また、お財布携帯が必須の方は、その機能がないiPhoneではなく、必然的にアンドロイドになりますね。

iPhoneとアンドロイドのどちらを買うべきかは、その方の「パソコンのスキル」と「スマホの用途」によります。

老眼などで文字が見にくいといった方には、従来のガラケーに加えて、画面がより大きいタブレットの組み合わせはいかがでしょうか。

このように、年齢によっても選択方法が変わってきます。