こんにちは、ピアニストの小川瞳です。
ピアノの発表会は、やはり特別な場です。
発表会に向けて先生に素敵な曲を選んで貰い、たくさんの練習をして、本番は広いステージの大きなピアノで演奏。
そんな大切な場では、もちろんドレスも重要になってきます。
大舞台にふさわしい豪華なドレスを自由に選びたいところですが、ピアノの発表会ならではの、ちょっとした注意点をご紹介しましょう。
ピアノを弾くということで、手が目立つからと、袖がステキなドレスを選びがちかもしれません。
昔のヨーロッパ貴族のような、手首の辺りが広がっているデザインや、和服のように袖自体が大きく広がっているデザインなどですね。
それらは、横から見た時にも袖がヒラヒラとして、見栄えがするとは思います。
しかし、ピアノを弾くには指先だけではなく、手首や腕全体の動きが重要となってきます。
特に手首の辺りがかさばっていると、袖口が鍵盤に触れてしまって余計な音を鳴らす危険もあるかもしれません。
腕に余分な負担を掛けないよう、長袖の場合はなるべくかさばらないデザインにしましょう。
できれば、半袖やノースリーブのデザインのドレスを探してみて下さい。
袖のない肩を出すデザインのドレスは多く、比較的ピアノが弾きやすい衣装だと思います。
個人的には、女性はロングスカートかパンツスタイルがお勧めです。
初心者や小さなお子様ではない限り、ピアノを弾く時は足にも体重を掛けたりもします。
その際、どうしても足を広げることになるので、膝丈のスカートでは、演奏者も聴衆も少し気になるかと思うのです。
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お気付きの方も多いかもしれませんが、ピアノを弾く向きは大抵決まっています。
必ずと言って良いほど、体の右側を聴衆に向けることになるのです。
しかし、洋服は左側にアクセントがあることが多いもの。
せっかくお洒落な飾りが付いていても、ピアノ演奏の場合、左側ではほとんど見えません。
お子様の発表会では、お母様のお手製ドレスという場合も多いでしょう。
もし、自由にデザインを決められる場合は、右側に飾りをもってきて、ステージでも映えするよう工夫してみて下さい。
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ドレスは特殊な服装ですから、人によっては苦手だったり気恥ずかしかったりするかと思います。
しかし、お気に入りのお洋服があればドレスにこだわらなくても大丈夫。
お子様の場合は、入学や卒業などのフォーマル服でも十分に発表会らしい装いです。
記念になる発表会の衣装です。
ぜひよく考えて準備をして下さいね。
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