夏休みの宿題の参考に!音楽鑑賞の感想文・音楽の自由研究、どんな曲を選ぶ?
夏休みや冬休みの宿題として、読書感想文ならぬ、音楽鑑賞の感想文が課題になった場合、まずはどんな曲を聴けばいいか迷いますよね。そんなときは、「自分が好きな国の作曲家の曲」や「自分が好きな時代に作られた曲」を選んでみては?
こんにちは。ピアニストの小川瞳です。
今回は、アイデア次第で、夏休みの自由研究などの課題にも活用できるクラシック音楽についての情報をご紹介します。
たとえば、夏休みの宿題として、読書感想文ならぬ、CD・DVD鑑賞感想文が課題になった場合、まずはどんな音楽を聴けばいいか、迷ってしまいますよね。
音楽の授業に即している必要があるので、クラシック音楽が望ましいと思いますが、ただ普通に聴いただけでは、感想など思いつかないことも多いと思います。
そこでまず「その曲を選んだ理由」について語れるような選曲をすると、感想文を書きやすいでしょう。
たとえば、「自分が好きな国、興味のある国の作曲家の曲」や、「自分が好きな時代に作られた曲」を選ぶとよいかもしれません。
ここに、アメリカ・イギリス・オーストリア・ドイツ・ハンガリー・フランス・ロシアにおいて、とても代表的な作曲家名を挙げておきます。
ぜひ参考にしてみてください。
- ガーシュウイン
- ホルスト
- ヨハン・シュトラウス
- ハイドン
- マーラー
- モーツァルト
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- シューマン
- バッハ
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- ベートーヴェン
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- ヘンデル
- メンデルスゾーン
- リスト
- クープラン
- サティ
- サン=サーンス
- ドビュッシー
- ラヴェル
- チャイコフスキー
- プロコフィエフ
- ラフマニノフ
また、日本の歴史とクラシック音楽史がどのように対応しているかも、少し説明しましょう。
大まかな流れとしては、下記のようになります。
- 江戸の元禄時代 … バッハが活躍したバロック時代
- 江戸後期 … モーツァルトやベートーヴェンが活躍した古典時代
- 幕末 … ショパンやヨハン・シュトラウスが活躍した時代
- 明治時代 … ワーグナー、マーラーが活躍した時代
織田信長・豊臣秀吉は、西洋音楽を聴いていた!
実は、織田信長は、安土城で西洋音楽を聴いたという記録があります。
つまり、戦国時代から、西洋音楽は確立していたのですね。
豊臣秀吉もイエズス会と交流しているときは、西洋音楽を聴いたらしいのですが、後にキリスト教を排斥してしまったため、西洋音楽の輸入も途絶えてしまいました。
そして、江戸時代になると、徳川家康の鎖国により、西洋音楽は日本では聴けなくなったのです。
そのころイタリアでは、オペラが作り出されましたが、日本では西洋音楽の代わりのように、歌舞伎が誕生しました。
その後、日本に西洋音楽が入ってきたのは、明治17年の森鴎外らのドイツ留学がきっかけです。
森鴎外らはワーグナーを日本に広め、クラシック音楽の普及にも貢献したそうです。
クラシック音楽には長い歴史があり、西洋のさまざまな文化が反映されています。
何か1つの曲を取り上げる際には、いろいろな要素に注目してみると、また違った楽しみ方ができるかもしれませんね。
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ピアニストとして東京や茨城を中心に、ソロの演奏会やオーケストラとの共演など、数多くの演奏活動を行っております。
音楽心理士の資格も持ち、トークコンサートやコンクールの審査員もつとめております。
また長年に渡り執筆活動も並行して行っており、小説を3作品出版しております。
こちらのサイトでは、幼少時よりピアノを学び続け、クラシック音楽の世界に身を置く私ならではのコラムを執筆できたら、と思います。
よろしくお願い致します。
小川瞳 公式ホームページ https://ogawahitomi.amebaownd.com/
小川瞳作曲 笑顔のBGM
https://youtu.be/Qrt-stZPTb8
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