こんにちは、作業療法士・パーソナルトレーナーの小坂裕也です。
今回は、ダイエットの目標として良く取り上げられる「ぽっこり腹を凹ます方法」についてお話します。
腰痛や姿勢改善にも繫がることなので、ぜひ参考にしてみて下さい。
ぽっこり腹を放って置くと、以下のような症状が出やすいので注意が必要です。
- 腰痛や肩コリ
- 脊柱管狭窄症・ヘルニアなどの整形疾患
ぽっこり腹を持つご本人としては、どうにかしたいと思いながらも太ってしまいます。
ただ単に「筋トレをしましょう」、「食事量を減らしましょう」というのは対症療法であり、効果があったとしても一時的な事が多いのです。
ぽっこり腹の原因は、大きく分けて2つ
まずは原因を考えましょう。
- 単なる肥満
- 姿勢不良(反り腰)
ただ単に食べ過ぎなのか、食べている物が悪いのか、食べている時間帯が問題なのか、など。
さらに食生活に問題がある場合は、なぜ問題があるのかを掘り下げていきます。
リハビリ専門職とコアコンディショニングトレーナーの私は、やはり姿勢を見ます。
上記の写真をよく見てみましょう。
腰が、かなり反っているのが見て分かります。
こういった場合、腰骨の位置を整えることと、それを維持できるようにちょっとした体幹トレーニングを実施するだけで、意外とぽっこり腹が引っ込むことが多いのです。
それは「呼吸」です。
365日、24時間絶えず行っているはずの呼吸。
きっちり腹式呼吸をすれば効果があるのです。
- 寝ていても、立っていても、座ってても良いので、背筋を伸ばします。この時、腰は反らないように注意して下さい。
- 口をすぼめながらローソクの火を消すように細く長く息を吐き切ります。可能であれば、この時におへそと背中をくっつけるようなイメージでお腹を凹ませ、息を吐き切りましょう。
- 次に鼻から空気を吸い込み、同時にお腹を膨らませていきます。
- 1~3の繰り返しを1分程度行います。血圧の変動には注意しましょう。
お腹を意識的に動かす
最初は、この程度の呼吸法だけでぽっこり腹が凹んでくるはずです。
実際に行うと、体の深部が温かくなってきます。
お腹の筋肉は随意筋といって、意識的に動かせる筋肉の1つなので、継続すれば確実に効果が得られます。
腹式呼吸だけでは物足りない方もいらっしゃると思いますが、基本的に人間はズボラで、楽をしたいものです。
様々な体幹トレーニングもありますが、まずはいつでもどこでもできる「腹式呼吸」から始めてみませんか?
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