崩れにくいメイクに化粧下地(プライマー)は必須!化粧下地の効果と塗り方を紹介します。コントロールカラーで肌の色を明るくするときは、ファンデの色にも注意!
こんにちは、ヘアメイクアーティストのサクリパンテ・ヒロコです。
今回は、ベースメイクの一工程、化粧下地についてお話ししたいと思います。
なお、化粧下地は「下地」「ベースクリーム」等と言われますが、アメリカではプライマーと呼ばれています。
最近は、ファンデーションとセットで下地を塗る方も多いと思いますが、化粧下地(以下「下地」)を塗らないという方も結構いらっしゃるのではないでしょうか。
下地は必要なのかという疑問を持たれる方も多いと思いますので、少し説明させて頂きますね。
下地の効果は色々とあります。
- お化粧持ちを良くする
- UV効果
- 皮脂コントロール
- 色見の補正
- 毛穴を目立たなくしキメを滑らかに整える効果
これらを総じて、下地はファンデーションの肌へのフィット力を高めるのです。
また、アイシャドウの発色を良くする、部分的使用のアイリッドプライマーなどもあります。
メイク料からお肌を守る役割もある
毛穴の奥にファンデーションやその他のメイクアイテムが入り込んでしまうことになり、クレンジングをしても汚れが落ち難くなってしまいます。
お肌に直接ではなく、下地の上にメイクをすることになりますよね。
よって、メイク落ちも良く、肌への負担も少ないと言われています。
また、先に下地でお肌をカバーすると、ファンデーションやアイシャドウの色素沈着等を防ぐこともできます。
メイク料に含まれる顔料が原因の色素沈着を防止する効果は、他の基礎化粧品にはないもの。
下地の最大の特徴と言っても良いかもしれません。
以上から、ベースメイクとしての下地は、必須アイテムだと考えた方が良いでしょう。
適量を厳守し、決して塗り過ぎないようにしましょう。
塗り過ぎるとポロポロと垢のような物が出てくるものもありますし、逆に化粧崩れの原因になったりします。
薄く延ばし、ムラや塗り残しのないようにする。
べたつくタイプの下地を塗り過ぎてしまった場合は、少し時間をおいてなじませた後、余分な油分をティッシュオフすると良いですね。
コントロールカラーの役目のある下地で、肌みを明るくするタイプのものは、顔全体に塗ると肌がワントーンが明るくなります。
更にその上からファンデーションを塗ると、顔と首の色が違ってしまうこともあるので気を付けて下さい。
顔全体にコントロールカラー力のある下地を塗る場合は、ファンデーションの色味をワントーン下げる等の調整をした方が良いでしょう。
そういうタイプのものは、TゾーンやCゾーンに入れてハイライトとして使うと良いでしょう。
よく質問されるのは、日焼け止めは下地の前に塗るのか後に塗るのか、ということ。
これは、よりUVカット効果を強くしたいなら、下地→日焼け止めの順番で行います。
この方が日焼け止めによる肌の負担も小さくなります。
しかし、メイクのフィット感を良くしたいのであれば、日焼け止め→下地の順番で塗ります。
何に重点を置くかで塗る順番が変わってきます。
お肌にベールを張って守ってくれる強い味方のお化粧下地。
その効果をお分かりいただけましたか。
これからのシーズン、外に出る機会も増えることでしょう。
お化粧崩れしやすい時でもありますので、下地を上手に使いこなして、崩れ知らずの肌で過ごしましょう。
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