カンボジアビザの申請・取得方法(e-visa・空港・大使館)
カンボジアに入国するには、例え1泊2日の観光でもビザ(査証)が必要なのをご存知でしょうか。ビザを取るためには手間とお金がかかってしまうものですが…案外、知られていないテクニックがあります。今日は、カンボジア入国ビザの申請方法を紹介いたします。
ビザとは、カンボジア王国へ入国する外国人が取得しなければならない許可証でカンボジアの外務国際協力省が発行します。 入国目的別に、観光(Tourist)、業務(Business)、外交など数種類のビザがあります。業務ビザとは、通称Business Visaと呼ばれカンボジア に出張など、お仕事で行かれる方のためのビザです。
出発前にビザを日本で取るには、東京赤坂にある在日本カンボジア大使館に申請に行くことになります。
必要なもの
・パスポート
・写真一枚
・申請書
・費用3,900円
上記を午前9時~12時半に提出すると、翌日の午後1時半から5時半にパスポートに貼られたビザを受け取ることが出来ます。翌日の受け取りですから二回赤坂の大使館に行くことになります。
詳しくは、在日本カンボジア大使館のホームページで、確認してみて下さい! 
わざわざカンボジア大使館に行くのは億劫だと言う方はインターネット上で観光ビザを取得することができます。e-visaと呼ばれるサイトから申請・クレジットカード (JCB・Visa ・Master )で支払いと受け取りまで完結できます。
e-visaでの申請の流れ
1.e-visaのページから「いますぐ申請」をクリック
2.名字・名前・国・電話番号・Eメールアドレス ふたつ(一つは予備)をローマ字入力
3.e-visaを知った理由を選択
4.[I agree]のボタンをクリック
ここで画面が切り替わります。
5.写真のデータを追加
6.氏名・性別・誕生日・出生国・国籍・現住所・パスポートの番号・発行日・有効期限・発行国の入力とカンボジアへの入国日と入国地(プノンペン or シエムリエップ or ポイペト)を選択
7.職業や飛行機の到着時間など任意情報をインプット
8.[Save Application]のボタンをクリック
ここで画面が切り替わります。
9.最後にクレジットカード情報を入力
次の画面でPayment StatusがApprovedと承認されたら申請が終了です。
ビザ発行費用として、37ドルがクレジットカードから引き落とされます。3日以内に登録したメールアドレスに写真入のビザが送られてきますので、それをプリントアウトすればビザ(入国許可証)となります。
要領としては、海外のお店からインターネットショッピングをするのと同じです。慣れている方は、大使館に行く必要がないので便利と思います。! !
最後は、一番お得な方法です。正式名称は、On Arrival Visa(カンボジア到着時のビザ)。プノンペンやシエムリエップ空港に到着時、ビザ発行カウンターがあるので、そこで申請して即時発行してもらう方法です。申請用紙は、飛行機で配られますが、空港にも備え付けの用紙があります。
内容は、インターネットで申し込みと同じ内容ですが、飛行機の便名、カンボジアでの 住所と電話番号を 記入する項目があ ります。ホテルの 住所と電話番号を記入しましょう。Purpose of visitは、 Sightseeing(観光)もしくは、Business(業務) を記入、予定滞在日数を書きます。最大で30日間滞在できます。
ビザのカウンターには多くの人が並んでいますので、すぐ分かると思います。順番がき たらパスポート・ビザ申請書・写真の三点セットを渡します。申請が終わるとカウンター の反対側で待つことになります、みなさん手持ち無沙汰で待っています。出来上がると名前を呼ばれます。
30ドルを払うとビザのシールが貼られたパスポートを返してくれます。なお業務(Buisness Visa)は、35ドルになります。さあ、入国管理官がいるデスクで入国審査です。まず全員の顔写真を撮られますが、事務的な入国審査は、簡単に終了するはずです。
タイやベトナムから飛行機で入国すると、外国人の多くが到着時のビザを申請しています。ビザ・カウンターが混んでいると、15~20分位待つこともあります。でもスーツケースが出てくるのに時間が掛かるので、ビザを事前に取った人と空港を出るのは変わらないと思います。
4x6センチ(3.5x4.5センチも可)の証明写真2枚を忘れないようにして下さい。
空港でのビザの支払いは、米ドルの現金だけです。クレジットカードも使えません。
日本やタイの空港でチェックインのとき「カンボジアのビザ を持っていますか?」と聞かれるときがありますが、カンボジアに到着時に空港で取得すると言えば問題ありません。
実は私、空港での申請の際に写真を忘れたことがあります。カンボジアの空港に証明写真の自販機などありません…「no photo」と言ったら、2ドルの追加料金を徴収されました。
皆さんは万全の準備をしてカンボジアへ出発していただければと思います。
その他、カンボジアの入国手続きについてはこちら→カンボジアの入出国手続き
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大学卒業後5年間は、船員稼業。そのご20年間、静岡県の輸送機器会社に勤務。
2010年からカンボジアの首都プノンペンに移住。
カンボジアの金融事情を実感しながら、放送大学大学院で「BOPビジネスの企業と利用者の関係」の論文執筆。
BOP(貧困層向け)ビジネスの宝庫で市場開拓的なコンサルタント業。
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