悪魔の顔を持つ滝「社台滝」の神秘。北海道最大級を誇る大瀑布秘境を探索せよ! (1/2)
北海道の太平洋沿いに位置する白老町には、日本の滝100選の「インクラの滝」をはじめ、約20ヵ所の滝が眠っています。
しかも殆どは険しい地形に阻まれ、容易に辿り着けない神秘の秘境となっています。
なかでも「社台滝(しゃだいたき)」は、崖の様相から悪魔の顔を持つ滝と呼ばれ、落差約100m、北海道でも最大級のスケールを誇ります。
町の観光協会HPにも最近掲載され始めましたが、単独行は危険とのことですので、探険隊など複数で向かった方が良さそうです。
進入できるところまで進み、崩壊した林道から社台川へ入渓します。
川幅は50m位で、水面は澄み山魚が自由に動き回っていました。
高さ約1mの堰堤を幾つか超え、30分程進むと見えてくるのが、溶結凝灰石で作られたテ-ブルマウンテン状の社台台地です。
目指す社台滝は、あの奥にあります。
川は徐々に岩が多くなり上流部の様相で笹ヤブ、灌木、木枝が行く手を阻みますが、探険隊はひたすら前進します。
この先地形図では、川に等高線がかなり迫っており、何かが待ち受けているのは間違いなさそうです。
周囲は高さ50m程のV字谷地形で見上げる高さ、秘境度が俄然増してきます。
まだまだお喋りに高じる余裕もありましたが、この後、探険隊を襲う過酷な運命が待ち構えていました。
これが北海道最大級の秘境と言われる所以なのでしょうか。
慎重にルート選択して大岩を交わしたり、すり抜けたり。
日当たりが悪いのか、苔で覆われた岩が多く滑りやすく、行って見なければ分からない秘境探検の過酷さです。
辛酸(深山)幽谷とも呼ぶらしい難関を1時間ほど格闘した後、目の前の木々越しに見える壮大な存在、それはまさしく社台滝でした。
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北海道を中心に、地底の鍾乳洞から山奥に眠る滝や秘湯、遺構(炭鉱、鉱山跡)など誰もが行けない秘境を探検する、あくなきチャレンジャー。
気力、体力、技術に大事なのは時の運、単独行は危険です決してマネはしないでください。
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