ウィーン旅行の食事なら、ワイン酒場「ホイリゲ」で!観光客にもおすすめの店3選 (2/2)
上記2軒と同じ19区にありながら、閑静な住宅街に位置する「Hengl Haselbrunner(ヘンゲル・ハーゼルブルナー)」は、あまり観光客には知られていない、ローカル色の強いホイリゲです。
とは言っても、何世代にも渡り、広大なワイナリーを保有し、その実力は「winemaker of the year」に選ばれるほど。
地元の人から愛されています。
目印は、入口に掲げられた松の枝(ビュッシェル)。
簡素な入口からは想像つかないほど中はたくさんの部屋に分かれており、葡萄農家の自宅に招かれたような気分になります。
外国人が珍しいかのごとく注目されますが、そのうちにお互い慣れてくるのでご安心ください。
ここはウィーンで暮らしているような疑似体験が出来るチャンス。
少し年配の女性スタッフによる接客は、ドイツ語だけれども親切で、感じの良さが伝わってきます。
お料理はどれを頼んでも美味しいので、つい頼みすぎてしまいますが、大人気なのは「コルドンブルー」というチーズとハムを間に挟んだシュニッツェル(カツレツ)です。
アツアツのうちにナイフを入れると、切れ目からチーズが溶けだしてきます。
シュニッツェルには、爽やかでやや辛口の白ワインがお勧めです。
ホイリゲは、堅苦しいレストランと違って、賑やかに食事を楽しむ場です。
とはいえ、お酒に飲まれてしまうのは良しとしない国民性。
ワインを炭酸で割った「ゲシュプリッター」にしてアルコール度数を下げるなど、上手にお付き合いください。
旬のもの、地場ものを愛するオーストリア人の食に対するこだわりは、人生を楽しむ姿勢に通じるものがあります。
ウィーン旅行の際には、その食文化を垣間見れるホイリゲに、是非お立ち寄りください。
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2014年より家族でオーストリア/ウィーン在住。ウィーン街をひたすら歩き回って日々素敵なカフェやお店を開拓しています。
10代の頃から旅が好きでパリ、スペイン、沖縄へ一人旅、アジアはバックパッカーとして各国旅してきました。
屋久島生まれの父と韓国で生まれ育った母を持ち、20代は自分の居場所探しをしていましたが今は【今いる場所が私の場所】なのだと確信。毎日がハッピーです。
ウィーンで知り合ったアーティスト達との出会いから高級レストラン【ユリウスマンイル】で日本、韓国料理のイベントをプロデュース。
世界で一番読まれている経済誌【Forbesオーストリア創刊号】に掲載されました。
ウィーンでもアロマテラピー講習会の依頼があり沢山のご縁に感謝する毎日です。
コラムでは、おしゃれで美味しいカフェや芸術の都ウィーンならではのアーティスティックな場所をご紹介。食材にこだわるオーストリア人のオーガニック事情、ヨーロッパ女性の美しさの秘訣などもお伝えしていきたいです。
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◇インスタグラム:aromacoaroma
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