世界一大きなフライパンが観光目玉!イタリア・カモーリで開かれる「魚のお祭り(サグラ・デル・ペシェ)」の楽しみ方
Camogli(カモーリ)とは、ジェノバとポルトフィーノの間にある、人口5400人ほどの小さな漁村のある村です。
こんなに小さい村が、一年に一度、世界中からの観光客で溢れ返る日があります。
それが「Sagra del Pesce(サグラ・デル・ペシェ)」。
訳すと「お魚のサグラ」となるのですが、毎年、母の日と同じ5月の第二日曜日に開催されます。
今日は、年に一度のお祭りの模様をお届けします。
Camogli-S. Fruttuoso(カモーリ、サン・フルットゥオーゾ)駅下車すぐ
サグラとは収穫祭のような意味合いがあります。
カモーリは漁村なので、魚の収穫や漁師たちの安全を願って1952年に地元の漁師が漁港で魚のフライを作り、そこに居た観光客にふるまったのが始まりと言われています。
そのうちに、このカモーリを世界中にもっと有名にしようと、大きなフライパンが造られました。
この大きなフライパンは「世界一大きいフライパン」として、ギネスにも認定されています。
現在、サグラ・デル・ペーシェで実際に使われているのは、2001年から使われ始めた50代目のフライパンで初めてのステンレス製。
直径4メートル、柄は6メートル、重量2.6トンで1000リットルのオイルが入るそうです。
人間と比較しても、この大きさ。
まさに呼び名通り「Maxi Padella(マキシ・パデッラ)」巨大なフライパンです。
上から見た全体像も、この大きさです。
漁港のある広場にやぐらが組まれています。
このお祭りでは、1万2千人分の魚とイカのフライが振る舞われます。
一人前、5ユーロ。先着3500名には、記念の絵皿がついてきました。
2015年のお祭りは、午前10時より神父さんによるフライパンの祈祷があり、午前10時15分~午後12時半までが午前の部、午後3時~午後5時半までが午後の部というスケジュールでした。
とてもすごい人出で長蛇の列になりますので、朝早めに到着するのがオススメです。
祈祷も終わり、巨大フライパンで次々とお魚が揚げられていきます。
このように小さな網で小分けして揚げていくのですね。
できたてアツアツが配られます。
地元のボランティアの皆さんが、てきぱきと作業されていました。
こちらが一人前に盛られたものです。
初回だったので、油も新鮮でカラっと揚がっていて、とても美味しく頂きました。
ビールはバールで購入したものです。
フォークなども配布されませんので、マイ箸などが必須アイテムです。
年に一度のお祭りも、お祭り以外の日にも。
ポルトフィーノからも近いので、可愛いカモーリにも足を伸ばしてみてくださいね。
|
|
イタリアより、チャオ~!
英語を学ぶ為、ペンパルで文通を3年ほどしていたイタリア人の彼と、ひょんなことからお付き合いが始まり、大阪・ジェノヴァ間で行き来する国際遠距離恋愛を8年続け、2011年にようやく結婚することとなりました。
イタリア語も話せないまま嫁いできましたが、住めば都!?
ジェノヴァが大好きになりました。
まだまだ日本の皆様にはあんまり知られていないジェノヴァの魅力を色々書き綴っていきたいと思います!
ブログ「そうなの!?イタリア ~イタリア人っぽい日本人×日本人っぽいイタリア人との国際結婚~」も宜しくお願いします♪
http://ameblo.jp/sounano-italia/
|
|