こんにちは。パーソナルスタイリストの大竹光一です。
以前の記事にて、シャツとネクタイの柄を合わせるテクニックをお伝えしました。
今回はビジネスファッションにおいて、ワイシャツの役割を再確認する事で、着こなしのコツをお伝えします。
よく映画などでも、裸にワイシャツを着ていますよね。
ただ、島国である日本は高温多湿で汗をかきやすい気候のため、汗を吸収する肌着をYシャツの下に着る独特な文化になっています。
ワイシャツは肌着・下着のカテゴリーに入ります。
ビジネスシーンにおいて「下着を主役に持ってくる」というのはどの様に思いますか?
お伝えしたいのは、シャツありきになってしまっていないかという事です。
朝着替える時に肌着を着て、シャツを着て、ネクタイを付け、ジャケットを着るという何気ない行為ですが、実は『ネクタイを先に決めるべき』なのです。
ネクタイを決めた後にそれを引き立たせてくれるシャツを選ぶ、という感覚を持つと周囲と差を付ける事が出来ます。
仕事における印象はVゾーンや髪型、眉毛のウェイトが大きいのです。
色に焦点を当てると、スーツの基本はネイビーやグレーであり、印象を形成したりアクセントカラーになるのはネクタイという事になります。
その為、シャツの役割はネクタイを引き立たせたり、ジャケットとネクタイの調和を取ることです。
逆に、スーツ・シャツ・ネクタイの3つ全てに柄を持ってくるとチグハグだったり、ゴチャゴチャして見えるので気をつけましょう。
そういう意味で白いシャツは、ネクタイを引き立たせたり、バランスを取るのにピッタリです。
例えば、光沢のあるシルクネクタイを際立たせるため、敢えてドレッシーなシャツを控えて、立体感や織りのあるシャツを選んだり、マットな色合いのネクタイを引き立たせるために、ツヤや少し光沢のあるシャツを合わせたり。
これは合わせる時だけでなく買う時も同じです。
「どんなネクタイを今持っているか」を考えましょう。
それに合うシャツを探すと、Vゾーンやコーディネートのレベルが上がります。
そこで、お持ちのアイテムを知っているパーソナルスタイリストに、価値が産まれてきます。
より実用的で、用途に合った提案が出来るのは言うまでもありません。
だからこそ、周囲と差をつけたり、ワンランク上のコーディネートで仕事に集中するスイッチになるのです。
是非、明日からはまずはネクタイをチョイスして、コーディネートを楽しんでみて下さいね。
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