夏休みの朝は、あちらこちらでラジオ体操を行っている風景を目にします。
実は子どもの頃、「ラジオ体操は面倒だ」と感じていた人も多いのではないでしょうか。
しかしこのラジオ体操、子どもだけでなく大人の身体に大切なストレッチが随所に盛り込まれている、実に優れたダイエット体操なのです。
ラジオ体操は、全身に偏りなく行き渡る、見事なストレッチ体操です。
身体の部分部分に働きかけて、全身の筋肉へとつなぐ事を計算されています。
ラジオ体操は、よく考えられた科学的体操なのです。
ラジオ体操の効果効能はいくつも有ります。
例えば、「ねじる」動作は、内臓を刺激し、排泄を促す効果が有ります。
同じくじんわりねじることで、肩こり、腰痛の改善も期待できます。
くびれやヒップ等の美しい体のライン作りにも役立ちます。
美脚効果や脂肪燃焼効果も有ります。
体を後ろに反らすことで、脳を刺激し記憶力が活発化する作用や、頭をすっきりさせたり頭痛にも効果を発揮しています。
全身をストレッチし、動かすことで血流が良くなり、代謝が促進され痩せやすい身体にも。
ちなみに血流が良くなるといいことづくめで、免疫力もアップするので風邪などの予防にも効果的です。
内臓の位置を改善して、便秘やぽっこり出てしまった下腹部を凹ませる効果もあり、更には痔にも効果が有ったという報告も上がっているのです。
両手をいっぱい広げて上体を開く運動は、気持ちをリラックスさせ落ち着かせる作用のほか、崩れた自律神経を整える効果があります。
ラジオ体操は有酸素運動です。
消費カロリーは、速いペースで歩くウォーキングに匹敵しており、軽めのサイクリングや、野球の消費カロリーにも及びます。
ラジオ体操3分間の消費カロリーは、ちょうど30カロリー程度。
歌を1曲歌うと約8~10カロリーを消費しますので、3曲歌った程度の効果が期待できます。
ちなみにウォーキングだと12分間ほど歩いて、ようやく30カロリー消費です。
こう考えると、かなりダイエット効果が期待できるのではないでしょうか?
ラジオ体操は第4まであり、大人には第2が特にお勧めとのこと。
1つのラジオ体操は約3分間です。
大人がラジオ体操を行う場合、1日15分間行うことがベストだと言われています。
学校に留まらず、会社の職場でもラジオ体操が行われています。
朝礼、昼休みの後等、リラックスとリフレッシュ作用、更に事故防止の観点から取り入れられています。
ラジオ体操が、長寿国日本人の健康を古くから支えて来たと言っても過言ではありません。
ラジオ体操は、ウォーキング並みの効果が期待される、『全身楽痩せダイエット体操』とも言えます。
室内で道具もいらず実施できますので、運動不足の人は毎日続けるストレッチとしてチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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