こんにちは、美肌アドバイザーのMaikoです。
お肌の三大悩みといえば、毛穴・テカリ・シミ。
汗や皮脂が多い時期は洗顔に注意がいきがちですが、過度の洗顔は必要な皮脂や保湿成分を奪い、逆に乾燥につながってしまうことも。
そんなときに活用したいのが、アメリカでは定番の「ウィッチヘーゼル」です。
ドラッグストアの化粧品コーナーや、化粧品原料として見ないことはありません。
ウィッチヘーゼルは、アメリカ東部やメキシコなどの湿度が高い地域に生息する低木で、日本ではハマメリスとして知られています。
古くは、ネイティブアメリカンがウィッチヘーゼルの樹皮を煎じたエキスを、出血や傷跡、虫さされや炎症などのケアに活用していたと言われており、アメリカでは定番の伝承薬の一つです。
化粧品の原料としては、蒸留で得られるウィッチヘーゼル水と、アルコールによる抽出で得られるウィッチヘーゼルエキスがあり、エキスには引締め効果があるタンニンが多く含まれています。
最も代表的な作用として知られているのは、優れた収れん作用ですが、その他にも様々な効果があり肌トラブルを防いでくれます。
皮膚の収れん作用から、夏の時期にありがちな毛穴の黒ずみや目立ちを改善して、肌のキメを整えてくれます。
また、皮脂の過剰な分泌も抑えてくれます。
穏やかな抗炎症作用があり、虫さされの後や、ニキビの炎症、また紫外線を浴びた後の酸化を防ぐことで、そのダメージによる炎症を抑えてくれます。
皮膚の炎症や酸化は、ほとんどの肌トラブルの原因でもあるため、ウィッチヘーゼルはトラブルを防いで肌を健やかに保ってくれるものであると言えます。
皮脂を抑えて肌のべたつきを抑えてくれながらも、肌表面からの水分の蒸発を防ぐ保湿効果もあります。
このような様々な作用を持つことから、アメリカやヨーロッパでは、多くのニキビ用の化粧品や、収れん化粧水、拭き取り化粧水に配合されています。
また、紫外線ダメージへの作用もあることから、日焼け止めやアフターケア製品にも配合されたり、その創傷治癒効果から男性用のシェービング製品にも活用されています。
手作り化粧水の原料としても定番です。
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