クレンジングの種類と選び方！肌の負担が少ないメイク落としとは (1/2)

皆さん、こんにちは。
スキンケアカウンセラーの松原好克です。

最近のクレンジング料は優秀なものが増えてきており、洗い方さえ注意すれば気にする必要はありませんが、できれば刺激が少ないものを選びたいですね。

ポイントとしては、油成分と洗浄成分(界面活性剤)のバランスです。

両者とも多すぎず少なすぎず、適度に含まれているものが優秀です。

ここでは、あくまで目安ではありますが、クレンジング料の種類を、肌への負担が少ない順にご説明致します。

親水性の乳液状。

使用感はさっぱりとしているが、水分が多くメイクオフ力は弱いため、擦り過ぎてしまう可能性が高い。

ルースパウダーなどの薄いメイク向け。

ペースト状で、乳化されたタイプと油分をゲル化したタイプが主流。

水分・油分・界面活性剤が適度に配合されており、メイクオフ力も比較的高い。厚みがあるため肌への摩擦が抑えられる。

パウダーファンデーション・リキッドファンデーションなど、幅広いメイクアップ料に対応している。

普通肌・乾燥肌・敏感肌向け。

ジェル状で、水溶性高分子ゲルタイプと乳化タイプがある。

水溶性高分子ゲルタイプは洗浄力が弱くしっとりしますが、油分を多く含む乳化タイプは洗浄力が強く、さっぱりとしています。

乳化していないタイプは、界面活性剤が多く含まれているので、刺激が強い傾向にあります。

パウダーファンデーション・リキッドファンデーションなど、幅広いメイクアップ料に対応している。

脂性肌向け。

オイル状で、油性成分に界面活性剤やエタノールを配合したものが一般的です。

製品によって差はありますが、界面活性剤を多量に含んでいるものが多いため、メイク料が素早く落ちやすい。

しかし、その分肌への刺激は大きいでしょう。

リキッドファンデーション・クリームファンデーションなど、しっかりメイクをしている人向け。

化粧水状で、アルコールや保湿剤が多く配合されています。

油分が少ないため界面活性剤が高配合の傾向にあり、主にコットンに含ませてからメイクを拭き取る使用法になっている。

厚みが全く無いため、肌に摩擦力が加わりやすい。

ルースパウダーなどの薄いメイク向け。

専用シートに直接クレンジング料を含ませたもの。

油性成分がほとんど配合されていないため、メイク料を浮かせることができない。

そのため、界面活性剤の洗浄力のみで無理やりメイクを拭き取るため、肌に多大なダメージを与える。

また、シートがカビないように防カビ剤が配合されているものもあり、敏感肌の人は注意が必要です。

帰宅が遅くなってクレンジングを簡単に済ませたい時や旅行など、非日常的な使用が好ましい。

「どれか選びなさい」と言われたら、無難なのはクリームタイプでしょう。

成分構成・形状内容を考えると、全てのクリームタイプがそうだとは限りませんが、最も肌に優しいクレンジング料だと言えます。