皆さんの家庭ではご飯(白米)を食べていますか?
多くても1日1食程度、という家庭が多いのではないでしょうか。
最近は糖質制限ダイエットの流行もあり、ごはんを食べないという人も増えてきていますが、白米は意外と低カロリーであることはご存知でしょうか。
やはり長い間主食として愛されてきただけあり、栄養もバランスがよく、偏った食事が続いている方にはピッタリです。
白米のお茶碗一杯あたり(150gと仮定)のカロリーは約220kcal。
食パンが180kcalほど(6枚切り)なので少々高めですが、食パンはバターやマーガリンを付けて食べることが多く、見かけ以上に高カロリーです。
ちなみにシリアルは100gで約300~350kcalほどあります。
「白米は炭水化物の塊!」と思っていませんか?
実はその考え方は間違いです。
確かに炭水化物は多いですが、それをカバーするだけ栄養を豊富に含んでいます。
白米の栄養は、主にビタミン群(B1・B2・E)と各種ミネラル(カルシウム・マグネシウム・亜鉛・鉄分)です。
ほかには脂質と糖分、食物繊維が含まれています。
特にミネラルが4つも含まれている点に注目。
どれも日本人が不足していると言われているものばかりです。
亜鉛や鉄、ビタミン類を効率よく吸収してくれる効果も持ちます。
ビタミンも特筆すべきで、B1とB2は野菜100g~150gに相当する量をお茶碗一杯でカバーできてしまいます。
白米を食べると、普段の食事では中々摂取できない栄養を広く摂取できますね。
もちろん全ての栄養をカバーできない上、栄養素はそれ単体では体内に取り込まれにくかったり、きちんと働かせることが出来ないことが多いので、バランスの良い食事は不可欠です。
白米のみではなく、ご飯のおともや野菜、煮物、焼き魚などのおかずでカバーしましょう。
個人差はありますが、白米のでんぷんはエネルギー源として早く活用できるため、疲労回復効果が期待できます。
消化・吸収も高いため、パンやシリアルより朝食におすすめです。
消化がゆっくりで血糖値が緩やかに上昇するため、腹もちがよく、また血糖値上昇による肥満や精神不安を抑えることが出来ます。
また鉄分も多く含まれるため貧血の予防、亜鉛が味覚障害の予防、食物繊維が便秘解消になるとも言われています。
身近な症状の予防・解消効果が期待できるわけですね。
ただし糖分も含むので、どんな食べ物もそうですが過剰摂取(食べ過ぎ)には注意しましょう。
総合的に見ると、ごはんは最もバランスの良い主食と言えるのではないでしょうか。
炊く手間は掛かりますが、カロリー抑えめで腹持ちが良いのでダイエット向きでもあります。
量の目安は人ぞれぞれですが、ダイエット中であれば、1日お茶碗1~2杯、多くても3杯までに止めておきましょう。
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