航空機メーカーの大手ってどこ?世界の航空機製造メーカーを調べてみた (1/2)
「世界で有名な航空機会社を挙げてください」と言われると、国内ではANAやJALなど、直ぐに答えが出ますね。
それでは、国外で有名な航空機メーカーを挙げてみてください。
なんとなく、ボーイングやエアバスと言った名前が出てくると思います。
今回は、そんな航空機メーカーについてのお話です。
航空会社は、航空機を使って人や貨物を輸送する事が仕事です。
そんな航空会社が使う航空機を製造するメーカーのことを、航空機メーカーと呼びます。
航空機メーカーでも、ボーイングやエアバスは、航空機の最終組み立てから販売までを行うので、「航空機製造メーカー」という言い方も出来ますね。
航空機は小さな部品の集まりで、これら航空機に必要な部品を製造する会社も、航空機メーカーと言えます。
一般的に航空機メーカーとは、航空機を製造する航空機製造会社を示します。
世界の2大航空機メーカーである、ボーイング社、エアバス社。
その社名の由来はなんなのでしょうか?
創設者の一人である、ウィリアム・E・ボーイング(William Edward Boeing)の名前から由来しています。
現アメリカン航空の副社長が、「バスのように大量輸送が出来て、利用者に身近で大きな飛行機がアメリカに必要だ」と考案したことから付いたと言われています。
つまり、旅客機を空飛ぶバスに例えて「AIR+BUS」。
これがエアバス社の由来となっています。
航空の世界にも、市場のシェア(占有率)というものが存在します。
航空機も大型機、中型機、小型機と様々な機体が存在しますが、主に大中機はボーイング社とエアバス社が世界市場を二分しています(ボーイング737やエアバスA320は小型機に分類されます)。
分類すると以下の通りです。
- ボーイングの大型機:747、777、中型機機:767、787、小型機:737
- エアバスの大型機:A380、A340、中型機:A330、A350、小型機A320
航空機には、ボーイング737やエアバスA320より更に小型の「リージョナルジェット(地域間輸送用旅客機)」と呼ばれる航空機があります。
主に50名~100名程度の旅客で近距離路線で使われています。
また、ジェット機ではありませんが、同規模のプロペラ機も存在します。
これら小型機は、ボーイングやエアバスでは製造しておらず、世界的にはカナダのボンバルディア社、ブラジルのエンブラエル社がシェアを2分しています。
最近お披露目された「日の丸ジェット」と呼ばれる「三菱航空機のMRJ(Mitsubishi Regional Jet)」も、このリージョナルジェットへ分類されます。
予定では2017年にANAによる商用飛行が開始されます。
日本企業のシェアが拡大すると良いですね。
全世界では大小100社以上の航空機メーカーが存在すると言われています。
ですが、そのメーカー全てが機体を作っている訳ではありません。
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